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いっしゅうき 2021.01④


2021.01.20 WED
43日目です。「設備工事やるけ、部屋んなか掃除しといてな」という手紙が届いたので途方に暮れています。こ、この汚ぇ部屋を? 掃除???(絶望)

2021.01.21 THU
44日目です。きょうは綺麗な半月でしたね!
紙を扱う作業をしたのですが、きょう一日だけで右手の親指の付け根および人差し指の第二関節内側を切り、左手親指の爪の先が猪目に割れました。もうだめだ。

2021.01.22 FRI
45日目です。前週に引き続きヱヴァなるものを金曜ロードショーで拝見しましたが、いやこの展開でこのBGMにする???と思いました。制作陣には人の心がないんだと思います。

先日母が食糧等を送ってくれまして、そのなかに「早めのバレンタインです♡」ということで、少し高級そうな缶入りのチョコレートがありました。何種類ものチョコレートが缶のなかに行儀よく並べてあって、うちひとつをつまんだらとっても美味しかったので、少しずつ食べようと思い、冷蔵庫の上段に入れておきました。
きょう、水を飲もうと冷蔵庫を開けた瞬間、そのチョコレート缶が棚から滑り落ちました。声を上げる間もなく缶は床へ叩きつけられ──そうしてフローリングに散らばる、剥き出しのチョコレートたち。10個以上残っていたチョコレートは、ほぼすべてがごみ箱行きとなりました。庫内の整理および部屋の掃除を怠っていた自分がこんなに不甲斐なかったことは未だかつてありません。せめて常日頃床をぴかぴかに磨いていれば、三秒ルールくらい余裕だったのに。涙ぐみながら拾ったチョコたちを捨て、唯一包装されていた生き残りを食べました。おかあさんごめんな……。

2021.01.23 SAT
46日目です。友人のご厚意で、サイリウムを振る系のとあるステージの、ライブビューイングへ初参加してきました。迫力満点のステージを無心で観ながら、粛々とサイリウムを振ってきました。アイドルが好きなひとの気持ちが少しわかった気がします。いやあ楽しかったな。やっぱり「非日常」は人生の糧ですね。

2021.01.24 SUN
47日目です。昼寝をしていたら、めちゃくちゃアクロバティックな夢を見ました。とある二次元の推しキャラクターが、どこかの倉庫みたいなところで、空飛ぶマンタみたいな生物(?)の背に乗り、押し寄せてくる敵と渡り合っていました。倉庫の天井に渡してある鉄骨なんかをすいすい避けながらとんでもない体幹を披露していたのでとっても楽しかったのですが、起きたら19時をまわっていたので悲しかったです。

ピーター・ストリクランド監督の『バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所』(2012年、イギリス)を観ました。なんだかお仕事映画が始まりそうな楽しげなタイトルですが、観たら最後、うわ~~~労働したくねェ~~~!!!という気持ちにさせられるサイコホラー作品です。

タイトルとあらすじに惹かれて鑑賞しましたが、思っていた以上に淡々とした映画で、主人公を追い詰める原因となる職場環境にひたすら憂鬱な気分にさせられました。人間関係構築が苦手で気弱な主人公が、職場の環境に当てられて悪い方向へ変わっていくまでの物語、という認識……でいいのでしょうか。個人的には「えっなんか思ってたんと違う!?」と感じましたが、「明確なオチやストーリーを求める人は観ないほうがいい」という旨のとあるレビューを見つけ、ああ確かになあ、と納得しました。ラスト付近に現れ始める主人公のとある変化が、主人公が職場のやり方・思考に呑まれてしまった、という表れなのかもしれません。なんだか哀愁すら感じる作品でした。
1970年代の音響スタジオや設備の細かな描写は、マニアもそうでないひとも非常に興味深いのではないかなと思います!

2021.01.25 MON
48日目です。来たる設備工事の日に向けて、少しずつですが部屋の掃除をしています。これから大量に服や書類を捨てたり本を売ったりする予定ですが、とりあえずきょうは作業スペースが圧迫されてえらいことになっていた机上の整理を行いました。結果、数年ぶりに右手の肘を置くスペースができたので感動しています。うちの机ってこんなに広かったんですね。次は左肘を置くスペースができるように頑張ろうと思います。

ジェシー・ホーランド/アンディ・ミットン監督のサスペンス・ホラー映画『WE GO ON 死霊の証明』(2016年、アメリカ)を観ました。89分と短めで、さくっと観られるホラーでした。


ついったにも書きましたが、前半と後半で作品の雰囲気が大きく異なっており、少々テーマが散逸してしまっている印象を受けました。どう解釈すればよいのか迷うシーンもあり、難しいというか、しっくりこないというか、個人的には不思議な気持ちになる作品でした。
ストーリーもなにもかも全然違うのですが、筆者はなぜか、以前鑑賞した『ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談』を思い出しました。『ゴースト~』も、イメージしていた話とかなり印象が違ったので、妙に記憶に残っています。えっこういう感じの話なの!?という感じで、落としどころとしてはかなりひとを選ぶ(場合によっては怒るひとも出てくるんじゃないこれ?となぜかわたしがひやひやしました)作品だったのですが、こちらは淡々とした展開のなかにもかなり怖めの心霊描写があり、筆者としてはわりあい好きな雰囲気の作品でした。


どんな創作物でも合う合わないはありますし、初視聴時は「えっなにこれ???」と思った作品があとからどんどん良いイメージに塗り替えられていく例というのはいくつもあるので、きょうの『WE GO ON』ものちのちするめのように味が出てくるのかもしれないなと思います。

2021.01.26 TUE
49日目です。数日前書いた悲しみのチョコとともに実家から送られてきた、レトルトの牛丼のパウチがあるのですが、その包装の裏に「肉うどんもつくれるよ!」という旨が書いてありました。その写真が妙に美味しそうで、そういえば最近うどん食ってねえな、と思い至ったので、うどんの乾麺を買ってきて茹でて、レトルト牛丼をかけて食べました。なかなかに美味しかったですし、簡単にできるのでおすすめです。ノーマル牛丼に飽きたレトルト牛丼ユーザーの方はお試しになってみてはいかがでしょう。

ほんとうにありがとうございます。いただいたものは映画を観たり本を買ったりご飯を食べたりに使わせていただきます。