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セーラームーンも来たかもしれない。港区立麻布図書館(3)┃りんとうずらの図書館さんぽ

第2部からだいぶ時間が空いてしまいました。
みなさまは元気でお過ごしでしょうか。

東京は年明けから晴れ間が続いていましたが、日曜日は久しぶりに雨が降っていましたね。
しとしとと降る雨音を聞きながら、うつらうつらしていました。

さてさて、月曜日が来る前に書き残していたものを書き上げてしまいましょう。

前回までのお話↓
https://note.com/uzura_no_egg/n/ne0e2e7374a99


図書館の雑誌コーナーが好きだ。

昔、本屋に勤めていたことがある。勤めてたといっても、ただのアルバイトだが。その頃は雑誌コーナーを受け持っていた。

国内外の雑誌達を眺めるだけで、世の中のトレンドを全制覇した気分になった。図書館にも雑誌コーナーがあることが多いが、本屋では見たことがないような雑誌が並んでいてとても面白い。

食・農業・経済・福祉・地方創生などなど、各自治体が出しているような冊子まで揃っている。自治体発行の冊子は、文面が堅苦しくて頭に入ってこないこともあるけれども、新しいことに触れるのは楽しくて仕方がない。ふんふんと鼻を鳴らしながら3階の雑誌コーナーを眺めていく。

3階の構成は、入り口付近に雑誌コーナー。
奥側が小説と、あとはなんだろう...。本屋だと女性向けのライフスタイルの棚にあるような食とかダイエット、美容、育児系の本が並んでいたのは覚えている。本当に端っこの棚には、カーボンニュートラルって書いてある本も並んでいたかも。環境系の棚もあったのかな。

図書館を隅まで観察するのは初めてのことで、そんなに広くないはずなのに、3階に来た時点で少し疲れてきた。今見ている「食楽」という雑誌は後でAmazonで探してみよう。牛肉とラム肉の特集号で、どのページを開いても元気が出るお肉の写真が載っていた。

2階に降りてくると、背の低い棚が並んでいてフロアの奥まで見渡せた。子供向けの本のフロアに、大の大人が踏み入れるのは少し躊躇した。ありがたいことに利用者の少ない時間帯だったので、腰を低くして見学させていただいた。

子供向けの本は絵が綺麗なものが多い。はらぺこあおむしなどの懐かしい絵本を眺めながら、しばらく進むと、歴史物の本を見つけた。昨年の大河ドラマ「鎌倉殿と13人」に合わせてなのか、源平合戦の頃を描いたファンタジー小説のようだった。

源平の風 (白狐魔記 1)
https://amzn.asia/d/70KQ0hS

去年は、アニメ「平家物語」で平家側のストーリーを、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で鎌倉で奮起する武士たちを。西と東のそれぞれの人間模様を見ることができた。国同士の戦いの最中でも人は生活をする。それを感じられただけでも、少し心が成長できた気がした。この本も後でAmazonで買おう。いや、最寄りの図書館で探そう。


以上で全フロアを見終わった。
いい本に巡り会えたし、地域に根差したいい図書館だと思う。私はこの辺りの住人ではないから、滅多に来ないかもしれない。それでも柔らかい色彩に会えるこの図書館にはまた来てもいいかなと思える魅力が確かにあった。

おわり


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