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他者との関わりは、これからの私の人生を豊かにする宝物【ポジウィル体験記#05+α】

ポジウィル最終面談。はみ出てしまった分の面談を行ったので振り返る。

前回はこちら。

私は今後のキャリアの方向性として、「今のプロジェクトが終わっても現職に残る」と言うことを選んだのだが、そのときに目の前に立ちはだかるであろう"現実の壁"と言うものを想像して、その道を自分の足で歩いていく自信をまだ持てていなかった。今回は、その最後のモヤモヤを解消して、これから自分で歩ける状態になるための面談だ。



理屈屋がつくり上げる"現実の壁"を前に足がすくむ

では、その"現実の壁"とは、具体的になんなのだろうか?
トレーナーの果奈さんの勧めで、事前にジャーナリングを行っていた。その結果、私が思う"現実の壁"はこの5つ。

<外的要因>
① 私がやりたい新規事業系プロジェクトは会社として今後縮小する方向である
② 人材リソース的にも新規事業に人を出せる状況でない
<内的?要因>
③ 売上業務との兼務になると、忙殺されて新規事業に割ける時間とエネルギーがなくなる
④ 新規事業系プロジェクトに再任の前例がない
⑤ 新規事業に必須の小さく検証を回すことが会社の仕組み上難しい
→ これらの壁に心が折れて、スター状態になりきれない自分を想像してしまう

これを書いた当日の感想として、まず思ったのは、新規事業をやらない理由ばかり出てきているなぁ、と言うこと。アドラー心理学でいうと、私はやりたくないからやらない理由を見つけている状態だ。じゃあ本当にやらないことが私にとっての理想かと考えてみると、困難からただ逃げている気がするし、Beingで描いた「今ここ」に挑戦し続けない私になってしまうのでそれは違う。でも、どれも簡単に壊せる壁とは思えなくて、そこに挑む覚悟が決まらない。。
結果主義思考だったり、妨害者ワークの理屈屋だったり、私の思考の癖が悪い方向に出ている認識はあるものの、彼らを上手くコントロールしきれず、思考がいったりきたりする状態だった。

その後、面談まで1日くらいあったのだが、その間に少し心境の変化があった。一晩寝て、改めて考えると、まずどれも実際に行動してわかった結果じゃないことに気付いた。「もしかしたらこうかもしれない」「前はこうだったから、きっとこうだろう」と勝手に、それこそ理屈屋が頭の中で主張することだけに囚われていたのだ。なので、まず行動してみて、本当に壁があるかどうかを確認しにいけばいい。今ウジウジしていてもどうしようもない。そんな風に考えられるようになっていた。じゃあどういう風に行動するのか、についても理屈屋を発動させると動けなくなりそうだから、例えば2年など期間を決めてやってみようと思った。
そう思ったら、すごくスッキリした気分になっていた。

現状認識して壁が実在するのか確認しよう

ここまでの面談前の考えの推移をトレーナーの果奈さんに共有すると、「理屈屋を自覚できたということは、素晴らしいことですね」と言ってくれた。私が思っていた"現実の壁"はどうやら今時点で実際に建っているものではなく、私の思考の癖が生み出した空想の産物だった。

現実にはないのに、壁を作り出してしまうことを、まず認識できるといいですね

そうだ。まずはそれに今回自分で気付けた。
その上で、今後、理屈屋がいることが自覚できても、空想の壁を取っ払えない時にやるべきこととして、

  • ロジカルに考えようとしているときほど、理屈屋が要らぬネガティブな空想を補強してしまうことを認識する

  • 今回みたいに一晩置いてみる

  • 現実に立ちはだかっている壁か、事実を確認する

と言うことが見えてきた。

順番にアクションを整理すると、こんな感じだ。

① 思い込みに気付く
② 思い込みが事実かどうか確認する(現状認識)
③ それに対して、アクションするのかしないのか
  アクションするならどうアクションするのか、選ぶ

空想の壁がつくられる根本原因は心理的孤独感

ここまでは、どちらかというと壁が立ちはだかった時の対処療法的な話、と言うことで、ここからは「そもそもやらない理由(=空想の壁)を見つけようとするのはなぜ?」と言う根本部分を深めていくことになった。
まず、果奈さんからそう問われて、私の口から出てきたこととしては、「やったことがないものの時に出てきやすい」と言う傾向だった。なぜそんな時に出てきやすいかというと、失敗したくないから。なぜ失敗したくないかというと、人からとやかく言われると「そんなこと言われるんだったらやらなきゃ良かった」と後悔しそうだから、と言葉が繋がった。

でもここで、自分の中のちょっとした違和感に気づいた。
「後悔しそう」と言う割に、私はこれまでの人生の大きな選択で悔やんでいることは一個もないのだ。細かい反省点を振り返ることはあるかもしれないけれど、どうやら「やって後悔するから」と言うのは根本原因ではなさそうだ。

「人からとやかく言われたくない」というところに何かありそうですね。

そう言われて、なんだか対人関係の中で根本原因が生まれている気がしてきた。そういえば、誰か一人でも一緒に頑張ってくれている仲間がいれば、人からとやかく言われようと私は頑張れそう。ここで果奈さんが教えてくれたことは、私は、事実かどうかにかかわらず、心理的に孤独になってしまう傾向があるとのこと。ここで、カチッと最後のピースがハマった感じがした。

他者とのより良い関わり方に日々トライしていけば、私は大丈夫

私は、BDHワークで整理した通り、他人と敬意とともに同じ共同体で過ごしたい、と言う想いがある。きっとそれが実現できていないと、心理的孤独に陥り、理屈屋が脳内で幅を利かせ、やらない理由(空想の壁)を作り出すのだ。
ここまでわかれば、もう何をすればいいか、今の私にはわかっている。ポジウィルキャリアのこの35日間のゴールとして設定したものの一つ目は、「対人関係の課題に向き合うことで、孤独感を感じず、仲間からと同じ想いを共有して前進できるようになる。」だった。このゴールの達成度について、私は10点満点中10点だと前回評価している。自分の思考の癖を自覚できるようになってきたから、このまま妨害者ワークなどのトレーニングを習慣づけたら、他人と同じ共同体で心地よく過ごせる未来の自分が想像できているからだ。と言うことは、私が空想の壁を作らないためには、他者との関わりにもっと目を向けていけばいいのだ!

ここで2回目の面談で取り上げた、高校の時の演劇のことを思い出した。あの時は、クラスのみんなと会話を交わし、皆が考えていることを知れていたし、私のことも知ってもらっていた。あの時のように、一緒に働く同僚たちの考えやその人のwant toを知れている状態だったら、ジャーナリングで考えた”現実の壁”はないと思えるか、あると思ったとしても、すぐに実在しないと気付き直せる気がした。

ここで、果奈さんから「マネジメント強化」というワークを教えてもらった。私が関わる人たち一人一人に対する ①会社の意向、②本人の意向、③私の意向、④それらを踏まえた関わり方の方針、を整理していくものだ。まずここに書いてみて、埋められない人がいたら、その人を知る機会を設ければよい。「この人のことをまだ私はあまり知れていないぞ」と気付けること(現状把握)が何よりまず重要だからだ。
そして、密なコミュニケーションが取りにくい社外の人とは、雑談を充実したコミュニケーションに変えていく方法があると言うことで一つ本を紹介してもらった。


こういった思考を習慣にするには3ヶ月継続して運用してみると良いとのこと。ここで、サポートプランの紹介もしてもらったけど、まずは自分でやってみたい気持ちだったから率直にそのことを伝えた。なので、ここで卒業という形にはなるけれど、また自分だけじゃどうにもならなかった時にはポジウィルに頼れるという安心感は嬉しい。

さいごに

いやぁ〜本当に走り切った35日間だったなぁ。
面談の最後に感想としても話したけど、ここ5年くらい生きていても得られなかった学びが、この35日間でぎゅぎゅっと凝縮されて次から次へとやってきた感じだった。最後まで伴奏してくれた果奈さんには、本当に感謝です!

また、総まとめ的な記事も書きたいと思っているけど、リアルタイムで書いていく体験談はここまで。
ここまで読んでくれた方がいたら、本当にありがとうー!

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