愛のカタチ
手作りのおにぎりは
愛のカタチ
ちょっと不格好なおにぎりだとしても。
ある朝、結構早い時間。
乗っていた電車の通路向かいに
中学生かな?制服の男の子が座ってた。
部活でどこかの試合会場に向かうところだろうか。
そんな雰囲気。
見てるとその子はカバンの中からおにぎりを取り出して
食べ始めた。
手作りのおにぎりを。
その姿を見て、なんだかわからないけど思ったんだ。
「愛だなあ」って。
妄想の世界
あれはお母さんが作ってくれたもの。
少し寝坊をしてしまった息子が
「なんで起こしてくれなかったんだよぉ」なんて言いながら
バタバタと出かける準備をしているのを見て
こりゃあ、朝ごはん食べる時間はなさそうだな、って思ったの。
駅にあるコンビニで何か買いなさい。
そういう選択肢だってあったんだけど、あの子のお母さんは
玄関先でおにぎりを渡しながら言ったんだ。
「試合、頑張ってね」って。
もしかしたら彼が自分で握ったおにぎりかもなんだけどね。
まあ、いっか。
早朝の電車の中。私は退屈しなかったよ。
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