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みんな当たり前にやってるんだろうけど、自分ができてなかった語学の話

タシケントに住んでいた時にタシケント紹介的なことをしてみようかと思って作ったアカウントだけど、結局最初の頃にポツポツ写真を載せただけで投稿をやめてしまった。単純に時間がなかったのもあるけど、Xにポストしてたら気が済んじゃったのが大きい。文字を沢山書くにはある程度の気合いが必要

日本に帰ってきてからもうすぐ3ヶ月。ちょうどテレビでウズベキスタン特集(の割に尺短いな)なるものをやっていたけど、通勤で毎日使っていたところが映像として流れているのを見ていたら不思議な気持ちになった

あんなに毎日通っていたのに、もう使うことはないんだよな、と

観光で行けばいいんだけど、生活している時との目線はやっぱり違うだろうな、とか

うんざりするほど毎日通っていた場所にいますぐ行けない不思議な感じ

で、なんでまたnoteに書き出したかと言えばちょっと語学の話を書き留めておきたくなったから。タシケントは主にウズベク語とロシア語のバイリンガル地域なので、両方使う機会はあった。あったけど、めちゃくちゃブロークンな会話で乗り切ってきた(乗り切れてなかったかも)。どっちも滅茶苦茶だったんだけど、最近ロシア語が文章組み立てられるようになっててあれ?って思ったのでそれについて書き留めておきたくなった

タシケントで

最初の半年はウズベク語だけやってた。せっかくいるんだからうず語やろうと思って。で、半年経ったくらいから、なんかロシア語話せないと不便じゃない?ってなってロシア語もやり始めた。でもロシア語って難しい。かろうじて行く前にキリル文字だけは読めるようにしてたんだけど、格変化なにそれ?名詞も形容詞も代名詞も格変化?動詞も活用したらなんかアクセントの位置変わってない?複数形?などなどなど。文法嫌いには辛すぎる現実。そして毎日忙しい、と言い訳できる職場環境と落ち着かないアパートの住環境

参考書は持って行ってたから読むんだけど、生格あたりから本をそっ閉じ。なかったことにして1ヶ月ほど放置。でも環境的に、あ〜やっぱりロシア語話せるようになりたいな、ってなるもんだからまたページを開く。そっ閉じ。また1ヶ月ほど放置。なんてことを繰り返して結局全部足したら数ヶ月も勉強してなかったと思う。かろうじてDuolingoだけは毎日やってた。1日1分。あとNHKのまいにちロシア語を朝支度しながら聞き流してた(テキストは買ってない)

で、なんとか買い物はできる、頑張れば旅行も、ただしトラブルなしに限る、みたいなレベルにはなった(と思う)。日本に帰ってきてから改めてロシア語やり出したのだけど、確実にうず語よりもロシア語の方が文章組み立てられるようになってる。

理由は思い当たる。うず語とロシア語で勉強方法が違うから。

どうやったら早く身につく?

タシケントに行く前にどうやったら少しでも早くうず語を習得できるか考えた。何ヶ国語も話せる人の本とかブログとかも読んだ。自分に必要のないシチュエーションや単語に時間をかけるのは無駄的な話も見た気がする。で、どうも中途半端に情報を拾っちゃったんだと思う

結果、自分が使うシチュエーションのフレーズを集めて覚えて使えるようにしましょう的な感じのことを目標に掲げた気がする。

それでどうなったかと言うと、参考書はもちろん買ったし、一応読んだりもしたんだけど、あとはタシケントで生活しながら、自分が言いたいフレーズをなんて言えばいいのか色んな人から教えてもらってフレーズを集めた。

予定では、集めたフレーズを使いこなして、必要に応じて単語を入れ替えればいいはずだったんだけど、結局使いこなせなかった。一番の原因は完全に勉強不足なのだけど、とりあえずこれは横に置いておく

2つ目の原因はネイティブに聞けるという状況で、正しい答えを求めてしまうようになったこと。自分が作った文に自信が持てない、まずネイティブに確認しよう。そして3つ目の原因は教えてもらった文の構造がよくわからなくて(文法の学習が追いついてないから)なにをどう入れ替えていいのかわからない。テキストの文法順になんてネイティブはフレーズを考えてくれない

ひたすら暗記に頼ってたから、決まり文句や知ってるフレーズは言えるけど、そこから一歩踏み込まれるともうどうにもならない。

この、シチュエーションごとに自分に必要なフレーズを集めてっていうのは、ある程度基礎的なことがわかっているからできると今は思う。なにもわからない初めての言語でこれをやろうとした自分アホすぎる。文法が追いつけばなんとかなるんじゃないかとも思うんだけど、仕事しながら限られた時間で、日々集めたフレーズを丸暗記するだけでいっぱいいっぱいだった。元々要領よくないし

日本に帰ってきて

多言語沼の住民なものだから(浅瀬だけど)せっかくご縁があった言語とは今後もお付き合いしたい。もう一回やり直すか、というわけで、何度もテキストを放置したロシア語を引っ張り出す。めんどくさいこと嫌い、文法嫌い、なんて言ってるとタシケントにいた時の二の舞になる。これはもう何か強制力がないとダメだと考えて先生に習うことにした。必然的に翌週までに課題をやることになる、確認テストもある。毎週ただただ課題を解いて、指定された範囲の単語と短文を暗記する。発音できるようにする

習い始めて2ヶ月くらい経ったと思う。というか、2ヶ月しか経ってない。だからまだ全然テキストの初めの初めなのだけど、うず語より確実に文章作れるし、単語を入れ替えて別の文章にできる

結局

これって中学生のときに英語を勉強し始めた頃やってたことだよなと思う。都合よく自分に必要なフレーズだけ覚えて生活はできない。オーソドックスにやるしかないのか。ロシア語でやってることを他の言語でもやってみようと思ってる。流石に全部の言語を習うわけにはいかないから、やり方だけ真似してみる。強制力は無いからまた手を抜くかもだけど



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