ルースター・マン 5
ここはミジタ邸。
さまざまな卵、目も眩むような美しい羽根、見たこともない突然変異種の鶏が所狭しと飾られている。
「主人、こんなものがブラック・ミノルカから」
使用人のレター・オープン・マンが告げる。
「なに?ミノルカからか!?」中身をあらためるミジタ。そして…
「あの貴重な卵が盗まれたと!?なぜ私に伝えないのだ!」
「現場を目撃したコレクター・マンがスネーク・マンに呑まれました」
「それにしても今まで私に伝わらないなどとんだ失態だぞ!」
左様、使用人たちはルースター・マンたちの異変にに気付き、対策に翻弄されていたのだ。
ことを知らぬミジタはコレクションの軍鶏の剥製の手入れを呑気にしていたのだ。
ミノルカからの手紙には…。
続く
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