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ジェノスとラーメン

「なぁ、ジェノス」
「はい、先生」
「うどんがバケツ一杯食えるのならラーメンは食えないのか」
「ラーメン…ですか?」
「ラーメンのほうが油があるからお前に向いてんじゃないの?」

そういう訳で先生がインスタントラーメンを作ってくれた。
「店のほうが段違いにうまいけどな」
「いえ!先生が作ったインスタントラーメンが一番うまいかと」
「啜って食べるんだぞ」

うまい!子供の頃には親から禁止されていたインスタントラーメンがこんなにうまいものだとは!

味覚があってよかった。クセーノ博士、ありがとうございます。

「野菜入れ忘れたから体に良くないかもな」
「いえ!先生の愛情の味がします!」
「俺の愛情ってラーメンの味なのか?」

いつか本格ラーメンを一緒に食べに行こう。
そう心に誓うサイタマ。

「今度は店で食べような」
「先生のラーメンがいいです」
「ジェノス、なんでもホンモノを知っておいたほうがいいぞ」
「わかりました!」

ジェノスの好物がまたひとつ増えたのだった。

終わり

お金が欲しいです。