アザミ 1stワンマン配信ライブ 「ロックンロールは人知れず」 再放送を観て

2020年の10月3日に開催されたアザミさんの1stワンマン配信ライブ「ロックンロールは人知れず」が先日8月7日に一夜限りの再放送されたわけですが、みんな観た?観てない?まぁ、そういう時もあるよね。

自分は去年の10月頃はまだアザミさんをがっつり追いかけていなかったのでライブは完全に今回が初見でした。再放送ほんとにありがたや。

端的に申し上げて凄まじいライブだったので、なぜ自分がそう感じたのかをまとまりなく書いていくよ。

まずこの配信ライブ最大の特徴というか特筆すべき点なんですが、アザミさんがバーチャルではなく生身の身体でそのままライブをしています(顔は映さずに基本的に首から下、顔が写ったとしても絶妙なカメラワークを駆使して素顔はわからないようにです)

Vtuberが配信ライブをするにあたってそのまま生身の肉体、いわゆる”中の人”のままでステージに立つことは絶対にないわけではないですがやはりレアケースですし、ファンにどう受け止められるか読めない、実験的なライブでもあったと思います。

Vtuberの”中の人”については人によって思うところがあるのは想像に難くないのでまぁ各々好きにしてもらうとして、自分は基本的には推しがVtuberとして活動しているのであれば直接的に生身の肉体は極力、表には出してほしくない派の人間です(でもしちめんどくさくわがままなタイプのオタクなので生活音や部分的な”リアルの質感”はどんどん見せてほしい。どないやねん)(あとこれも大事なことなので前もって言っておきますが、それでも自分は元々アザミさんの音楽に魅せられた人間なのでライブを視聴するにあたって生身の肉体が出てこようと不安は一切なかったです)。

じゃあそういうタイプの人が今回のライブを観たら楽しめないの?かと言ったらまっっっっっっっったくそういう事はないのでそこがめちゃすごいポイントなのですね。いやほんとバーチャルとかリアルとか関係ない。

ではなぜ自分がそう感じたのかと思い返したところ、答えは圧倒的にシンプルで、

「良いライブパフォーマンスというものはなにがどうあっても良い」

という本当にただそれだけの、必殺の右ストレートで顔面をぶち抜かれたからです。ライブという形態において、演者が魅せてくれる音楽・演奏・演出が高いレベルにあれば、あとはバーチャルだとか生身だとかそんなことは些細な問題に落ち着いてしまうのです。

今回の1stワンマンライブに至っては、ひとえにアザミさんの音楽が素晴らしいのは言わずもがな、ライブでのCD音源そのままな歌唱・演奏力の高さ、カメラワークと演出の巧みさ、ありとあらゆる要素がハイレベルに絡み合った結果「最高のライブ」というエンターテイメントが完成したと自分の中では感じています。それぐらい凄まじかった。

アーカイブがないので観られなかった人は残念だけど、そんな人も絶望する必要はないよ。なぜなら……2021年9月25日に

アザミ 2ndワンマンライブ「行かないで、メロディメイカー」

の配信が控えているからね!(https://twitter.com/azamissw/status/1418913334582185987)

というわけで、少しでも「アザミってどういうVtuberなんだろう?」と気になった方はぜひともライブを観ていただきたい。もちろん普段の配信やチャンネルのアーカイブでもよし。ロックンロールは人知れないのだ。

というお話でした。


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