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モラハラの起源

最高の人間関係は親子。
最高の人間関係は兄弟。
最高の人間関係は恋人。
最高の人間関係は夫婦。

どれも最高の人間関係に決まってる。

そう思ってきたけど
ちょっと違うかもしれないと
思い始めてきました。

もし、これらの関係が
本当に最高の人間関係なら、

こんなにDVは起こらない。
こんなに資産相続争いは起こらない。
こんなにモラハラは起こらない。
こんなに不倫は起こらない。

そんな風に思います。

問題が起こるのは、なぜか?

答えはシンプルで、
息がかかる近い関係だからこそ、
期待値が上がる。それだけだと思います。

相手が自分の所有物である様な感覚です。
「俺の女」「私の子供」「俺の親」という感覚。

そんなわけないのに。
でも、期待しちゃいます。
近い関係だからこそ。

だから、期待ハズレだと
怒り、憎しみ、悲しみが来ます。

高校生のころ
倫理の先生に習いました。
ちょっと昔の日本は妻妾同居。
妻と妾と3人で住んでいた。

文豪に称される作家たちも妾がいて、
愛というものが利己なのか、利他なのか、
わからなかったということでした。

問題を解決する方法はないか?

深い愛には「期待」による「痛み」が
必ずくっついてきます。

深い愛による痛みを伴う救済ではなく、
より自分や相手を救う感情はないか?

その答えがわかりました。
(私見です)

それは、「慈悲」です。慈しみの心です。
高尚なことを言いたいわけではありません。

みんながどこか抱いている根本的な
人類共通的な感情です。

そもそも慈悲という言葉の定義が
わかりずらいし、その定義も人によって
バラバラな気がします。

慈悲を言い換えると「友情」です。
友達に対する感情は「恨み」にはなりにくい。
近くにいても利己的な投げかけは少ないです。

家族や夫婦間でうまくいかないとき、
友達という感覚で過ごすと
かなりうまくいきます。

相手は夫婦でもなく、恋人でもなく、友達。

そういうマインドで挑むと
相手への期待も減るし、イライラも減るし、
相手にも相手の立場があるよなあ、と
慈しみの心で客観視できるようになります。

相手に対して急に優しくなれたりします 笑
相手は一緒に暮らしている友達。

期待と怒りに震える人には
救いになる思考実験だと思います。

「するや、やるか今日」
今日も心の呼吸をしていきましょう。

たき


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