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LIVE A LIFE/それぞれの人生
エヴリンの件は保留となったので、一旦自宅に帰宅した。随分久しぶりな気がする。
そういえば各地に購入できる自宅があったので、金に余裕が出来たら新居を構えてもよいかもしれない。
自宅で出来ることはいろいろある。ビジュアルを変えてみたり、シャワー浴びたり、テレビ見たり、もちろん睡眠もできる。風の噂によればたまにジョニーが出てくることもあるそうだ。私もジョニーとおうちデートしたい。
あと、猫やイグアナが飼えるらしい。神機能。
程よくのんびりして家を出る。
さてこれからどうしようか、と考えながら歩いていると、何やら困っている様子のNCPDのふたりを見つけた。ムムッ!媚び売りチャンスの匂い。
どうしたのか聞いてみると、どうやらふたりは突然仕事を辞めた元同僚のことが気がかりらしい。Vはこの元同僚──バリーとはちょっとした顔見知りだった。
これは好都合である。何だか知らんがここで恩を売っとけば、市民を誤ってシバいてもひとりくらいなら誤射判定とかしてくれるかもしれない。
ドア越しに呼びかけてみる。返事はない。
いるのはわかってるんだぞ!しかし今は気分じゃないのかもしれないので、ちょっと時間を置いて再訪問することにした。
近所のギャングをシバいて時間を潰し、改めてバリーの部屋へ。
今度は返事があった。顔も見せてくれた。
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前にちょっと話したことあるだろ?と他愛ない雑談をして、何やら警戒しているバリーを安心させる。
Vの訪問が元同僚からの差し金と気付いたバリーだったが、Vの聞き上手な姿勢に気を許して家の中まで招き入れてくれた。
元同僚曰く、彼に今必要なのは話し相手だという。
何かあったんだろうと促すと、バリーは語り始めた。
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バリーは子供の頃からの大親友のアンドリューを亡くしてしまったらしい。これはつい最近親友を亡くしたVも共感できた。
同時期に、仕事でも嫌な場面に出くわしてしまい、精神的に一気に参ってしまったようだ。
なんでもメイルストロームが子供を遊びで殺したが、NCPD上層部の意向で罪に問われることなく自殺扱いにされたのだとか。その実、上は寄付金という名の賄賂を受け取ったらしい。つまりはそういうことだ。
なるほど、こんな精神状態なら話し相手も必要になるだろう。そもそもこの街でまともに彼の話に同調し、聞いてくれる人間がそもそも少ない。Vが話を聞いてなければどうなっていたことやら。
ある程度話を聞き、バリーが落ち着いたのでVは部屋を出る。NCPDは一部を除き、やっぱりクソである。
元同僚のNCPDふたりにバリーのことを話す前に、彼が病んでしまった原因のひとつであるアンドリューの墓を見に行く。
ノースオークの端の方に慰霊堂がある。このクソみたいな街にだって死者を弔う場所が存在するのだ。アンドリューの墓はここのどこかにある。
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中は結構広い。壁のような石碑に、複数の死者の名前とアイコンがサイバーチックに映されている。
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ウロウロと探し回り、ようやくアンドリューの墓を見つけた。そこにはこう書かれている。
「アンドリュー、君は亀だけど……」
亀。
バリーの大親友は亀だった。
まあ、親友の形なんて人それぞれだ。そしてそれがどんな種族だろうと、大事なものが亡くなれば人は誰だって酷く落ち込むものである。
バリーが親友のことを同僚に話すのに相当気後れしていた理由がちょっとわかった気がした。
ワトソンのメガビルディングに戻り、バリーの元同僚に事情を説明する。
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話を聞いたNCPDのふたりは、改めてバリーの元へと話を聞きに行った。さて、このあとあの3人が無事に和解できるかどうか。
お礼として数千エディの報酬を貰えたので良しとしよう。公務員は金払いが良い。
息抜きにバーをはしごしていると、妙な3人組がいた。
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3人はブリーフケースらしきものを開けようとしているらしい。が、Vに見つかると慌てて隠した。動きが怪しすぎるだろ。素直か。
ケースはよく見れば小綺麗で企業のものにも見える。それをこのホームレストリオが持っているのはおかしな話だ。しかも開けようと苦戦中。
中に何があるのか気になる。
隠されたものを暴きたくなるのはある意味本能みたいなものじゃないだろうか。ベッド下のエロ本だとか、暗号化されたメッセージだとか、めっちゃ美味しい料理の隠し味だとか。知らなければないのと同じだが、知ってしまえば何があるのか気になってしまうのも仕方のないことだと思うのだ。
ということで、ここはひとつストリートキッド流交渉術を用いてブリーフケースを譲ってもらった。どうもありがとう。誰だって五体満足が一番だよな。
ブリーフケースはミリテクのものだった。そんじょそこらの中小企業ではなく、超がつく巨大企業のケースなんて強奪も難しいだろう。
どこで手に入れたのか聞いてみると、彼らはゴミ箱で拾ったようだ。そして持ち主は元々死んでいたと。ふむ。持ち主に何かしらトラブルがあったようである。
Vの技術で開けられるっぽそうなので、ちょちょいとハッキングしてブリーフケースを開ける。
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中を見てみる。
意味深なファイルを開いてみると、勝手に何かデータが送られてきた。どうもどこかに何かが投下されたらしい。
メッセージも見てみる。
う~ん。ブリーフケースの持ち主がミリテク従業員ということと、そいつと誰かがトラブルを起こしているっぽいことだけわかった。
とりあえず座標があるので、その地点に向かうことにした。
座標は荒野を指し示していた。
現場に到着すると、丁度そのタイミングに空から何か降ってくる。それはちっさいカプセルに見えた。
そしてその周辺には武装したミリテク兵たちもいた。なんで武装した兵がいるのかわからないが、カプセルの中身が気になるので全員しっかりシバく。
邪魔者は黙らせたので、早速降ってきたカプセルの元へ。
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ブランチェジ作「無題18番」。
解説を見ると、長年行方不明とされていたらしい。2021年に作られたものであるなら、恐らく半世紀ぶりに見つかったということになる。
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ジョニーはこの絵画に覚えがあるらしい。なんか悔しいな。
何故知ってるのか聞いてみると、前に絵描きの女性と付き合ったことがあるようで、そのときの知識だと言う。意外と覚えているものなんだなあと感慨深くなった。データ化された記憶故に出て来たものかもしれないが。
しかし空から絵が降ってくるとは。ジョニー曰く、ルーブルの半分が宇宙を漂う時代らしいので、まあそういうこともあるんだろうとのこと。
そういえばCMでも、月に行こう!というようなものが流れていた。時代が進歩し、海外旅行がランクアップして月旅行になったのだろう。宇宙も金持ちの道楽のひとつになったのだ。
だが、ミリテクが兵を動かして回収しに来たことと言い、何かしらもっと理由があるのかもしれない。どこかで情報が得られればいいが。
ちょっとモヤッとしつつ、増援が来る前にその場を去った。
前の日記にエッジランナーズを見たと言ったが、ゲーム内でもエッジランナーズの世界に少し触れることが出来る。いわゆる逆輸入という奴だ。逆輸入の使い方が間違ってたらゴメン。
実はアニメを見る前に、エッジランナーズのことはほんの少しだけ知っていた。
というのも、以前路地裏に落ちていたBDを拾って内容を見たとき、突然アニメ映像が流れてきたのだ。今思えばあれはエッジランナーズで1番最初に流れた映像そのものだった。(その辺に落ちているBDを見るという無謀な拾い食いムーブには目をつむってほしい)
BDには、サイバーサイコが大暴れしNCPDやマックスタックに制圧される様子が記録されている。
そして最後に「デイビッド・マルティネスは学ばなかった。お前はどうだ?」という意味深な教訓が流れる。
当時はなんのことかわからなかったが、アニメ視聴後に教訓の意味を理解してしまった私は膝から崩れ落ちた。詳しくはアニメを見てくれ。ネットフリックスで配信中。
さて。
何故急にエッジランナーズの話が出たかというと、今回はそのエッジランナーズ関連のサイドジョブが途中だったのを思い出したのだ。
さっきその辺のBDを拾い意味深な教訓を見たと言ったが、あの映像を見れば「デイビッド・マルティネスとは?」と興味を持つのも当然のことだろう。特に拾い食いさながらの行為を働いたVは。
ということで、フィクサーのキャピタンに「デイビッド・マルティネスについて教えてほしい」と尋ねてみた。
どうやらキャピタン曰く、デイビッドは一時期非常に有名になった傭兵らしい。しかし、丁度その時期アトランタにいたVはデイビッドのことを何も知らなかった。
後日。謎の人物からメッセージが届く。
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このファルコという人物は、エッジランナーズの登場人物である。
当時デイビッドと一緒に仕事をしていた貴重な人物だ。キャピタンが一体どんな手を使って雲隠れしていたファルコを見つけ出したか謎だが、よく見つけたな!と思う。
ファルコが言うには、Vはデイビッドと似ているそうだ。アラサカとトラブルを起こした期待の新人。Vとしては別にアラサカとトラブルを起こしたくてやったわけじゃなく、半分くらいは巻き込まれ事故なのだが。
それはさておき、ファルコはもう自分たちの居場所を見つける必要はないと言ってVにとあるものを用意してくれた。
ここまでが、アニメを見る前のあらすじ。
この後しばらく期間を開け、アニメを見、そうして「そういえばファルコが何か用意してくれてたな」というのを思い出した。
ファルコはキャピタンに物を預けていたようなので、早速キャピタンの元に向かう。
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渡されたのはデイビッドのジャケットだった。マジか。
このジャケットは、元々はデイビッドの母が着ていたものだ。そして、紆余曲折あってデイビッドが着用し続けていた代物である。
たまたま拾い食いで連絡をとったVに譲ってよかったのか。逆に、偶然連絡を欲しがったのがデイビッドと境遇が似ているVだったからこそ、手放すなら今だと考えたのかもしれない。
そもそも、連絡を寄越したのはデイビッドではなくファルコだった。
では、デイビッドは今どうしているのか。母の遺品ともいえるジャケットを手放したデイビッドの結末を、ゲーム内で知ることが出来る。
日記前半で、ノースオークに慰霊堂がある話をした。
デイビッドや仲間たちは、現在ここにいる。
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ご覧の通り、デイビッドをはじめ、彼の母と仲間も軒並み帰らぬ人となっている。
しかし、墓碑銘を残したのはその口調からしてファルコではない。デイビッドの関係者のうち、現在生きているのはファルコともうひとりの人物だけということになる。
果たしてそれが誰なのか。それはアニメを見て答え合わせをしてほしい。
まともな感想も残さずアニメ見ろ妖怪になってしまった。
ちなみに、彼らの墓を探し回っていると偶然あいつの墓も見つけた。
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ジャッキー!!!!!!!!
墓あるんかい!!!!!!!
墓碑銘はママ・ウェルズかミスティかわからないが、とにかく不意打ちで墓を見つけてしまった私は咽び泣いた。
定期的に顔を見せに来よう。そう思った。
ジャッキーの墓を見たら、久々にママ・ウェルズのバーに行きたくなった。ので、来た。
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入って早々不穏な空気。
泥酔するコーポの人間に脅迫をかけているチンピラがいる。話しかけたらめちゃくちゃ喧嘩を売られた。お前ここがママ・ウェルズのバーじゃなかったら倍にして買い取るところだぞ。
しかし恩人の店で暴れるわけにもいかないので、ここは穏便にことを運ぼう。
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ママ・ウェルズの名前を出すと、チンピラは怯えてさっさと退散していった。ゲームでは彼女の面倒見の良い母親としての顔しか知らないが、もしかすると若い頃はかなりやんちゃしていたのかもしれない。こんな街に女手ひとつで店を構えるほどなので、納得と言えば納得である。
チンピラが退散した後、コーポ野郎から謝礼の金をもらいホクホクしつつペペのところに向かう。
ペペが何か言いたげな様子なので話を聞いてみると、どうやら悩みがあるらしい。どうしたんだい色男。話ならなんぼでも聞くよ。
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結婚して10年になるペペの妻に、浮気の疑いがあるようだ。
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ペペ、なんと子供もいた。
しかしその子供は全くペペに似ていないらしい。顔立ちとかそういうもんじゃなく、髪や目も違うとなるとそれは確かに第三者の遺伝子を疑ってしまうだろう。
ここでペペはVが傭兵という名の何でも屋なのを思い出し、浮気調査を依頼してきた。何かとお世話になっているペペの頼みである。もちろん快諾した。
ペペから妻の情報を聞き、早速彼女の勤務先に向かう。
道中ジョニーがやたらと入れてくるウザ……詩的なナレーションを聞きつつ、発見したペペの妻を尾行。
彼女はぬるっとかなり汚……年季の入ったビルに入っていったのでさらに後を追えば、何やらいかがわしい雰囲気。
野次馬ド根性で部屋に突撃してみると、目の前に広がったのは──
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リパードクのところにあるような椅子にライト。そういうプレイ?と思っていたら、どうも違う様子。
ペペの妻、シンシアにペペが浮気を疑っていると話すと、彼女はそうではないとはっきり否定した。さらに聞いてみれば、数々の謎が解けだしてくる。
シンシアの現在の姿は、整形に整形を重ねた結果らしい。
原型も留めないほどあらゆるパーツを取替はしたものの、それでも遺伝子だけはどうしようもなく、ペペが似ていないと言っていた子供は生来のシンシアと似てしまった。結果として、現在の彼女ともペペとも似ていない子供が生まれてしまったと。
ちなみに今日もどこかを改造するためにリパードクの元へ来ただけらしい。
う~ん、悲しいすれ違い。
そもそもシンシアが話していれば起こらなかった勘違いだ。彼女も彼女でなかなか言い出せずにいたのだろうが、子供が出来た時点で話していた方が、夫や子供の為にもなっただろう。
たまたまペペがVに依頼したので「シンシアはきちんとペペに事情を説明すべきだ」という風に話が進んだが、そうでなければ今頃ただ仕事をしていただけのリパードクが可哀想なことになっていただろう。ペペ、かなり殺気立っていたので。
とりあえずペペにはシンシアは浮気はしていなかったと報告し、依頼は終了した。隣でジョニーがいい感じにナレーションを締めくくっていた。
ナイトシティに慰霊堂があるということは、その前段階である葬式場もあるということだ。
以前依頼で葬式場に来たことがある。それがこれだ。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129224772/picture_pc_5e017e47f24db351ca70582699eea7ee.png?width=800)
見よ。これが2077年の葬式スタイル。
ホログラム遺影だ。
これがホントの遺影でイエ〜イ!!…ってコト?!(違う)
私が死んだ暁には是非このホログラム遺影でパーティして欲しいと思いました。
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