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服狂いだった男は16着しか服を持たない

どうも、服だけミニマリストと申します。
普段は電車の車掌をやってます。

多感な時期に服でコンプレックスを持ったことから服に執着する人生を歩んできました。

しかし服に執着すればするほど幸せから離れていく感覚になり
・服に関する何かで毎日悩む
・服で悩んでない人の方が幸せそう

ということに気づきます。

幸せのために悩みを無くそうと自分をとり囲んでいた大量の服を手放しクローゼットに16着を残した服だけミニマリストになりました。

(この記事内にアフィリエイトリンクはありませんのでご安心ください)

服だけミニマリストのターニングポイント

人生で初めて服を減らそうと決めた時でしょう。

服がかかりすぎて崩れかけた後付けのクローゼット
この中の服は現在3着しか残っていない

服が少ないことは良くないことと想っていたので19歳で就職してからはずっと服を増やす人生。

しかし買っても買っても満たされず起きている時間はずっと服のことを考える日々。

すがるようにファッションインフルエンサーのオンラインサロンに入ったりもしましたが
結果は友達ができ承認欲求が満たされたものの↑の写真のように増えゆく服と悩み。

「もしかして服を減らすと悩みがなくなるのでは?」
というめちゃくちゃシンプルな問いを立てることができたのは幸か不幸かそのオンラインサロンが無くなると決まった時。

そこから増やす一辺倒だった服を人生で初めて減らし服だけミニマリストになろうと決めました。

服は「品」の象徴

そもそも服が少ないことを良くないと思ったのは品のある大人になりたかったからです。

私は小学二年生の時に父が亡くなりそこから母子家庭で育ちました。
もちろん女手一つで必死に育ててくれた母には今でも感謝しかありません。

しかし多忙の母は僕の着る物にまで気が回らなかったみたいで子供の頃の私は服のバリエーションがありませんでした。
(服は買い与えられる物であって自分で買うなんてその頃の自分には思いも寄りませんでした)

そしてバリエーションが無いことで
「それ前も着てたよな?」「服ないんか?」と友人に言われるようになり
多感な時期にはそれが「貧乏ったらしい」「不潔」と言われているように感じました。

この経験から私の中で服は「品」の象徴となり、大人になったらたくさんの服を持とうと思ったんです。

本をいっぱい持っている人が賢いみたいに服をいっぱい持っている人が品が良いと信じていたわけですね。

なので悩みを無くすために服を減らすことを決めたものの同時に品もなくなってしまうのではと考えてしまい当初はなかなか捗りませんでした。

とどめはローランド

そんな時、たまたま見つけた↓の動画。

動画の内容をまとめると
・○○用といった用途ごとに一足の靴
・クローゼットに掛かった一枚のタキシード

と私のトラウマを嘲笑うかのようにいつも同じ格好を堂々としているではありませんか。
(↓のブログによると実際はプライベート用も別に数着は持ってたみたいですが)

いつも同じ服を着ているローランドを不潔とか貧乏ったらしいと思うでしょうか?
なんなら私が執着している「品」を一番体現できていると思いませんか?

このことから毎日同じ服なのに「品」や「高貴さ」というブランディングが成立しているということは「品」を担保するのは服ではなく髪や肌や振る舞いなど他の要因なのかもしれないと思い始めます。

同じ服を着続けるメリット、デメリット

更に動画の中で毎日同じ服を着ることのメリットとして
・着る服を考える時間がなくなる
・体形、体調の変化に気づける
・風邪をひきにくくなった

ことを挙げていました。
(風邪をひきにくいの意味が最初はわからなかったのですが多分薄着でも厚着でもないいつも同じ服だと寒暖の差を感じにくいからなのかと勝手に理解しています)

それから自分なりにも服が少ないことによる効能を考えたところ

メリット
・迷うことによる遅刻が減る
・少ないから部屋が片付く
・少ないからクリーニング代が抑えられる
・増やさないから浮いたお金を違うことに使える
・頻繁な買い物への罪悪感から小さな嘘を付かなくて済む
・新しく買う際も今着ている服を手放せるから総額が安くなる
・分散していた予算を一点集中させられる
・いつも同じだから人に覚えられやすい

デメリット
・服を持ってないと思われる
・飽きるのが早くなる

メリットの方が多いーー!
それに「品がなくなる」はローランドのおかげでデメリットからはなくなりました。

そう思えた瞬間に服を手放す抵抗感が一気に減ったのです。

じゃあそこから結局どこまで減らしたのかと言うとタイトルの通り16着、靴は5足までにして30万円分ほど利益がでるぐらい部屋から服を吐き出させました。

流石にタキシード1着だけとするのは自分の生活に合っていないので「用途別に一個のみ」とする靴の絞り込み方を靴と服両方で実践してみたところここまで減ったのです。

この記事を書いた理由

あなたは↓に当てはまりますか?

・ミニマリストのクローゼットはコレじゃない感ばかり

・服が好きだからミニマリストにはなれない

・週に2日しか私服を着ないから一着あたりにもうちょいお金をかけたい

一つでも当てはまるのならぜひ最後まで読んでみてください。

世にあるミニマリストの服の発信ってみんな同じ感じでコレじゃないと感じる物が多くないですか?

特にブランド服が全然出てこない!
ユニクロなどで良いと思う方が多数派で需要があるのでしょう。

それゆえに服好きはミニマリストにはなれないと思っている人が多いのでは?

あと週に2日しか着ない私服だからこそ一着あたりにもっと金額をかけても良いと思っている人もいるのではないか?

16着なのに総額140万円ほど(靴、アクセサリーは除く)とミニマリストと服好きの共存ができてるような今の私ならそんな過去の自分みたいな人に届く内容が書けるのではと思って今この記事を書いています。

服を16着までにする道のり

まず靴から

それでは早速ローランドのように靴を用途別に選別していきます。
最初に大きく二つの用途に分けてそこからカテゴリー別に分けるという方法で5足まで絞り込みました。

まず大きく二つ
・仕事用の靴
・プライベート用の靴

に仕分けます。

仕事用の靴はこれ以上仕分けできません。
がプライベート用の靴はまだ抽象的なので更に具体的に
・ブーツ
・スニーカー
・サンダル
・冠婚葬祭用の革靴

とカテゴリーを決めて四つにまで仕分けすることができました。

あとは全ての用途で一足だけ残すか全て手放し新しく買い直すかを決めるだけ。

そうやって厳選したシューズクローゼットのビフォーアフターが↓です。

ビフォー
アフター

カラバリを隣に写る傘に合わせてブラックとシルバーだけにしたことがこだわりです。

服と同時進行で進めましたが残す数が少ない分靴の方が先に減らし終わりました。

そして実際に一つのジャンルを減らし終わらせたという成功体験は後の服を減らす際の勢いを生みます。

なので服より靴から先に取り掛かりましょう。

靴の後に服

靴で使った方法を服にも応用します。
まず用途別として二つ
・仕事用の服(喪服もここに)
・プライベート用の服


バリエーションが欲しい人はここから靴と同様に細かいジャンルと用途で仕分けていきます
(今回はプライベート用の服の話で尚且つ私は制服仕事なので仕事用の服は割愛します)

私の場合
・ジャケパンに使えるレザージャケット
・春秋カジュアル用アウター
・夏のカバン代わりベスト
・冬用コート
・羽織用長袖シャツ
・インナー用長袖シャツ(服好きと会う時用)
・インナー用長袖シャツ(服好き以外と会う時用)
・夏用半袖シャツ
・夏用半袖Tシャツ
・秋冬子育て用パーカー
・春夏用パンツ
・秋冬用パンツ
・冬ワンマイル用パンツ
・タキシード(上下)
・タキシード用シャツ
・浴衣

と割と細かい仕分けになりました。

そして用途別に仕分けが終わったらあとは靴と同様に絞り込みましょう。

靴もそうですが一番しか残さないわけですから
用途数=所持数になったら成功です。

アフター(ここに全て収まりました)

用途数<所持数になる場合

「いやいや、用途数と所持数が同じにならねぇよ」
とか
「服好きだから自分には一番を決められないよ」
とおっしゃるかもしれません。

僕から言わせればそれはまだ足りない。

ポチる際の指やレジに持っていく際の腕の震えが。

服を減らしきってたどり着いた境地

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