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04/10 内定

以下、長い。

内定が出た。というか少し前に出ていたのだけど、この状況なので本当に入社できるのか未だ半信半疑であり、入社日も定まらず。失業保険(雇用保険)の給付期間がまだ少しあるので凌ぎたい。

転職活動は結果的に約2ヶ月半。平均ど真ん中、大体そう、何をしても平均以上になれないが平均以下にもならない。

本当は2ヶ月経ったあたりで1社内定もらっていたけれど、給与面とか希望業種ニアミスとかで辞退。

残業ほとんどありません!定時退社!と書いてある企業が結構あったけど、残業代がなければ基本給ダイレクト。働き方改革は本当に金が増えない。

なお、私は大学時代に留年しているけれど、それについて面接で聞かれたのは1回だけだった。おそらく、前職の在籍期間が(若手の割には)長かったので、そちらに目が逸れたのだと思う。

一般的に「とりあえず3年」とか言うけれど、よほどのブラックとか、パワハラセクハラのコンプラガン無視企業でない限り、新卒から3年以上いた方が、転職の選択肢は広げられる。そもそも募集要項に「社会人経験3年以上」と書かれている場合が多い。

選択肢が広いか否かはとても大切な事で、例えば英語などの語学スキルがなければ応募すら出来ない求人も多くあった。やっときゃよったね。

なお、転職活動におけるコロナの影響を感じたのは4月に入ってから。3月にも多少選考の遅れはあったけれど、4月に入ってからは、書類含めた選考そのものがなくなる・面接日時が未定になったまま延期し続ける・面接結果が出るまで2週間以上かかると言われる、などなど。まぁそうよね。しゃーない。

以下、すべて金の話。

まず、このご時世、オタクは実家暮らしできるならそれが一番いい。うちの家賃は6万だが、実家に居ればその分を趣味に充てられる事を思うと、本当にバカバカしくなる。

さて、実家が(物理的に)存在せず、親との縁も(一方的に)切っている以上、失業保険の給付期間が終わると完全に詰んでしまう。

そうしたら観念して、不本意ながら前職同様アパレルに就こうと思っていた。一般的なアパレル企業における5部署分ほどの業務をひとりで担当していてキャリアも長いので、アパレルなら大体ひっかかる自信はある。でももうアパレル業界は本当に死んでいるので、最後の最期の手段だと思った。

退職金が80万そこそこ出て、最後の給料が20万弱、退職時には合計100万ほどあった。もう何も残っていない。住民税16万くらい、国民健康保険3.8万くらい×4回。合計30万ほどお役所に吸われた。医者なんてほとんど行かないし保険料は払わなくてもよくね?と思って調べたけれど、日本は皆保険制度なので払わないといけないそうで。退職理由が自己都合扱いなので保険料免除とか分割もできない。

でも国民年金には免除制度がある。市の年金窓口へ退職した旨の手続きをしに行き、諸々の書類を確認してもらった後、窓口のおばさんから「ちなみに免除制度ありますけど、今日手続きしますか?」と、できるけどぉ〜やってくぅ〜?みたいなノリで言われ、そもそも免除制度を知らなかったので、そこで言われなければ知らないままだった。

お金はほとんどなくなったけれど、何かを買うとき、選ぶとき、本当に必要なものかどうかを一旦考える癖がついたのでよかった。「100円だろうが金は金」という意識が身につき、同じ金額で他に何が買えるかをよく考えながら生活している。

ただ、金の余裕は心の余裕だなと改めて思う。数年前に何回かカード破産しかけた経験があるのでそれほど焦りはなかったけれど、職が決まらないまま、一時的に預金が底を尽きそうになったとき「盗みでもするか……?」という考えが一瞬、本当に一瞬だけ、頭をよぎった。冗談としてではなく、生きていく選択肢のひとつとしてパッと浮かんで消えた。

金も未来も見えなくなると、自分でも驚くような思考が生まれるものだなぁと、興味深く思った。きっとそれ以上の極限状態によって犯罪を起こすパターンもままあるのだろうなぁ。

前職の基本給は手取り21強。入社当時は16程度で、一時期は終電までの激務も多く、本当によく続けたと思う。社内の給与制度が改定されて手取り21、残業代含めて最終的には23くらいだった。働き方改革により残業時間は日々減っていき、それが結構つらかった。地下鉄のホームに立っていると、煽り風でそのまま電車に引き寄せられそうになるが、それでもいいか〜と思っていた。元同僚も同じような事を言っていて笑った。同年齢の平均年収と比べたら少なすぎるからな。

その中から毎月1万ずつ定期預金に入れていたけれど、結局たかだか1万の積み重ねに助けられた部分もある。1万ずつでも貯金はしておいた方がいい。

この文章はこれで終わる。

1万ずつでも貯金しろ。

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