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日々の生活からECOを試してみませんか?検索で木を植える、ECOSIA

まえがき

 こんにちは。うゆと申します。
 タイトルの内容に入る前に、みなさんは「SDGs」というものを知っていますか?これは「持続可能な開発目標」の略称で、どういう内容なのかというと「国連総会で決められた17の目標を2030年までに世界中の国で協力して達成しよう」というものです。今回紹介するのは、SDGsの17の目標のうち目標15の「陸の豊かさを守ろう」にあたるものです。


SDGs 17の目標


ECOSIAとは


 さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。ECOSIAとはドイツの企業が開発した検索エンジンのことです。

 ただの検索エンジンならわざわざ紹介する必要はないですが、このECOSIAはなんと検索するたびに植樹ができます。どれくらいの頻度で植樹されているのかというと、2022年1月時点では1.3秒に1本の木が植えられています。

 2009年に創業され今年で13年目になります。2022年1月現在では1500万人が利用しています。


ECOSIAの状況


ECOSIAの仕組み

 これまで「検索するたびに植樹ができる」と言っていますが、なぜ検索するだけで木が植えられるのでしょうか。ECOSIAの仕組みについて解説していきます。
 私たちがECOSIAを利用して検索するとECOSIAは広告収益を得ます。その収益の約80%を植樹活動をしている非営利団体「WWF」に寄付しています。これまでに1億4200万本もの木を植樹しています。

ECOSIAの活動

 「ECOSIAは植樹をしている」と言ってきましたが、具体的にはどこに植樹しているのでしょうか。木を必要としているところは沢山あり、そのあちこちにECOSIAは手を差し伸べています。その数30か国以上となり、ブラジル、タイ、フィリピン、ナイジェリア、メキシコ、インドネシアなど様々な国へ植樹をしています。
 そしてそれらがどのように役立っているのかというと、ブラジルでは、絶滅危惧種である動植物の60%の保護につながったり


ブラジル


タイでは、ゴム農家がゴムを生産するだけでなく他の生産物も作れるようにしたり


タイ


フィリピンでは、外来種の木が成長してしまっているため、在来種の苗を植えて土地を復元させたり


フィリピン


メキシコでは、自然に必要な生態系の回復をさせたり


メキシコ


インドネシアでは、オランウータンの生息地の保護のために森林破壊されたところにもう一度木を植えたりしています。


インドネシア


 また、ECOSIAの本社にはソーラーパネルを設置して検索に必要なエネルギーを100%再生エネルギーを用いており、CO₂の排出量削減に貢献したりと様々なプロジェクトを行っています。


ECOSIAの評判・使い心地

 ここからは気になるECOSIAの評判や使い心地についてです。ECOSIAは取得の難しいといわれているB-Corp認証ラベルを獲得しており、環境への配慮が十分にされていると評価されています。

B-Corp認証マーク


また、サイトは個人情報を外部に一切提供していないので非常に安全性が高いです。
 検索精度についてはGoogleと変わらないものです。若干表示のされ方がECOSIA風に改良されており右上にこれまで検索した回数が表示されている程度です。
 広告収益で植樹のお金を得ているということから広告がたくさん表示されるんじゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、検索結果の表示画面を見てみると全く広告がありません。安心して利用できます。

 ただ少し不満点があるとすれば、ECOSIAは日本語に対応していないので表記が英語です。ですがgoogleと使い方はかわりません。


ECOSIAでの検索結果の表示画面



あとがき

 ECOSIAは普段の検索を少しエコにしてくれます。本記事で紹介した内容はECOSIAの公式ホームページにも記載されています。興味を持っていただけたらぜひ導入していただきたいです。
 PCをお使いの方はChromeの拡張機能より簡単に導入できますし、スマホの方もアプリをダウンロードするだけです。


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