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トークンセールスのお知らせ ※日時変更

※本記事はUXD Protocolの$UXP IDOという記事の和訳です。

この記事では、過去にSolanaで使用されていたIDO(トークンセール)方法に触れ、各IDOの長所と短所、およびUXD Protocolがわずかな変更を加えてMango MarketsタイプのIDOを選択した理由について説明します。

IDO(トークンセール)会場: https://ido.uxd.fi/


UXD ProtocolはガバナンストークンであるUXPをローンチします。

トークンセールは11月12日、日本時間13:00 より開催されます。

トークンセールの期間は合計48時間です。
トークンセール期間中は、どなたでもUSDCを入金・出金し、トークンセールに参加することが可能です。

トークンセールの終了時に参加者が受け取るトークンの数は、Vaultに入金したUSDCに比例します。合計で300,000,000 UXPトークン(総供給量の3%)が販売されます。

UXPトークンのディストリビューションやユーティリティについての詳細は、こちらの記事をご覧ください。

$UXPの権利確定スケジュール

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UXD Protocolについて

UXD Protocolは、無期限先物取引を活用してデルタニュートラルなポジションに100%裏付けられたアルゴステーブルコインです。私たちは、ステーブルコインのトリレンマ (分散性、安定性、資本効率)を解決することを目的としています。現在のステーブルコインはこの3つのうち2つしか解決できていませんが、私たちは3つすべてを解決するステーブルコインを作っていきます。ステーブルコインの市場は巨大で、時価総額は約1,250億ドル、取引量は1日あたり約1,000億ドルに達しています。

しかし、ステーブルコインの時価総額のうち85%以上は、USDT・USDC・BUSDのような中央集権的なステーブルコインで構成されており、敵対的な第三者によって検閲されるリスクがあります。市場が必要としているのは、分散化されていて検閲されず、常に安定していて、かつスケーラブルなステーブルコインです。UXD Protocolは、市場が必要とする要素を備えたステーブルコインを目指しています。UXD Protocolに出資した投資家についての詳細はこちらの記事をご覧ください。また我々のリード投資家である、Multicoin Capitalによる投資論文もご覧いただけます。

トークンセール方法の比較

・抽選型販売(Lottery)

最も一般的なトークンセールの方法です。
資金調達を行うプロジェクトがトークンの固定価格を設定し、トークンをパブリックセールで売り出します。需要が供給を上回った場合は抽選となり、抽選に当たった参加者のみがトークンセールに参加できます。通常、参加者一人あたりの最大割り当て数が決められており、参加者はプラットフォームトークンをステーキングすることで参加資格が得られることもあります。

この方法の明確なメリットは、トークンの価格が参加者を集めるために低く設定され、トークンセールに参加できた勝者は短期的な利益が得られる可能性が高いことです。

しかしこの方法にはいくつかのデメリットがあります。

  1. 割り当て(アロケーション)が得られる確率が非常に低い。

  2. 仮に割り当てが得られたとしても、配分が少ない。

  3. 参加者はプラットフォームトークンをステーキングする必要があり、その価格リスクを負う必要がある。

また複数アカウントによる参加への対応が困難で、当選確率や割り当てが希薄化しやすいという問題もあります。

・先着順での販売(FCFS)

トークンセールにおいて比較的一般的なもう一つの方法は、先着順のアプローチです。このタイプのトークンセールはBotを使って参加した人に大きく有利で、彼らがほとんどの配分を得る傾向があります。
プロジェクトは長期的にプロジェクトにコミットしてくれる人を求めていますが、先着順モデルが長期投資家の心を掴めるかどうかは疑問が残ります。

・Mango Markets方式

MangoMarketsのトークンセールは大成功を収めました。保険基金のために7,000万ドルを調達することができ、参加者はリーズナブルな価格で好きなだけトークンを購入することができました。Mango Marketsのトークンセールの仕組みは以下の通りです。

  1. まず24時間の販売期間が設けられ、参加者はUSDCを入金・出金することができます。

  2. その後、24時間の猶予期間が設けられ、この間参加者はUSDCを引き出すことしかできません。

  3. 猶予期間終了後、Vaultに入金してあるUSDCの比例したトークンを受け取ります。

この方法にはいくつかのメリットがあります。

  1. 自分が払いたいと思う価格でトークンを購入することが可能

  2. 抽選型より大きいアロケーションを得ることが可能

  3. Botを作ったりトークンセールが始まる瞬間に、画面の前にいたりする必要がない

UXD ProtocolがMango Marketsに近い方式でトークンセールを行う理由

「私たちは、トークンセールはシンプルで完全に透明性があり、分配におけるランダム性や運の要素を最小限に抑えるべきだと考えています。
シンプルな仕組みは、構築・説明・理解が簡単で悪用されにくいものです。透明性の高いメカニズムは購入者が自分に害を及ぼすような隠されたトリックがないことを確信できるため、より多くの方に参加していただけることが期待できます。

メカニズムに組み込まれた運の要素は、ランダムに価値を分配してしまったり、本質的には無価値なタスクを意図的にこなす人に価値が渡ってしまいます。私たちは、すべての「余剰」価値はDAOトークン保有者が獲得すべきだと考えています。トークンセールのカジノ的な側面を取り除くことで、長期的に貢献し統治することを重視する参加者の参加を選択的に促すことができます。

これまで見てきた他のメカニズムは、この基準を満たしていません。例えば、ボンディングカーブでの販売は、他の人よりも数ミリ秒早く購入した人や、他の人よりも早く取引がバリデーターに受け入れられた幸運な人に価値を与えます。固定価格でのトークンの販売にも同様の問題があります。公開市場でトークンを販売するマーケットメーカーへのトークンの販売は、完全な透明性がなく、マーケットメーカーと開発チームの間の合意は非常に複雑なものになるかもしれません。 透明性が高く、運要素を最小限に抑えることができる様々な「公平な」ローンチメカニズムがありますが、最終的には非常に複雑(例:Mesa Offering)で構築が難しいものになってしまいます。」(Mango Markets litepaperより引用)

私たちはMango Marketsに100%同意します。シンプルで公正なトークンセールが、すべてのステークホルダーにとって最善であると信じています。UXD Protocolは、デルタニュートラルなポジションを持つ初のアルゴステーブルコインです。

私たちは、私たちのビジョンを信じ、長期的な視点でガバナンスに貢献したいと考えているトークンホルダーを集めたいと考えています。不公平なトークンセールは、短期的には少数の人が非常に高い利益率を達成することができますが、長期的に見てプロトコルのメリットとなるかどうかは疑わしいと言わざるを得ません。

私たちはトークンセール後のMango Marketsのコミュニティを注意深く観察しました。Mango Marketsは、幅広い暗号資産(SPOT)や無期限先物(PERP)の上場、流動性マイニングのインセンティブなど、様々な提案を可決しました。これらの提案から、コミュニティが知的で合理的であり、進歩していることが推察されます。

また、UXP ProtocolはMango Marketsと同様に、Solanaに必要不可欠な分散型インフラプロトコルになることを目指しています。Mango Marketsのトークンセールとの小さな違いは、UXD Protocolのトークンセールには猶予期間がないことです。これにより、48時間のセール期間中に誰もがUSDCを入金・出金できます。この仕組みは、猶予期間を設けるよりもシンプルで優れていると考えています。

Solana上に次世代アルゴステーブルコインを構築し、DeFiのエコシステムに貢献できることにとてもエキサイトしています。またトークンセールでお会いしましょう!


ここまでお読みいただきありがとうございました。以下のリンク先のサイトでは、UXD Protocolに関するより詳細な情報を掲載しております。

公式ウェブサイト:http://uxd.fi/

Twitterアカウント:https://twitter.com/UXDProtocol

Discordサーバー:https://discord.com/invite/BHfpYmjsBM

<注意喚起>
この記事は情報提供を目的としており、いかなる行動を推奨するものでもありません。何らかの投資判断を行う際には十分な調査を行ったり、財務アドバイザーに相談したりした上で行動するようにしてください。
また、記事の正確性には万全を期していますが、内容に何らかの瑕疵があった場合の責任を負うものではありません。

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