Q. 社内インタビューが怖いです

複数の会社さんからうかがった声や、いただいたご質問の中で共通しているものに対して、私なりにしたご回答をご紹介します。

社内にユーザーがいる場合、社内インタビューをオススメしています。
すると聞こえてくるのがこんなお声。

「話を聞きにいくと仕事を中断して邪魔に思われるんじゃないか」
「社内で個人的な話をするのは嫌がるんじゃないだろうか」
「何回も話を聞きに行ったら迷惑じゃないか」

こっちも怖いんですよね。わかります。
(私も内心ドキドキしながら質問することたくさんあります)

そんな時はこう考えてみてください。

人間は、誰しも自分が大好き。
自分が世界で一番かわいい生き物。
自分が気持ちよくストレスなく生きたいと願っている。
ゆえに、そのためなら多少の苦労は厭わない。

だって経済は「自分の人生がよりよくなる価値」のために対価が支払われ回っています。
(誰かに向けたプレゼントですら、自分をもっと良い印象に見せる効果を狙ってたりしますよね)

ロジックはこうです。

「私は、あなたのお役に立てる可能性があります」
「今作っている商品(・サービス・改良)は、あなたの暮らし(・仕事・健康)をより良くするお手伝いができると考えています」
「ただ、私自身は直接のユーザーではないのでわからないことがあります」
「ちゃんとドンピシャで役に立つものをお届けしたいので、詳しく話を聞かせてください!」

誠実なおねがいだし
あとで本人にメリットが返ってくる可能性のあるオファーなので
そんなに嫌な気持ちする人はいないと思います。

(※うわべだけの嘘や下心ゆえのおべっかだとすごく安いセールスに聞こえるのでご注意ください)

さらに。
「同じように苦しんでいる人が他にもたくさんいます」
「あなたからいただけるフィードバックにはとても価値があるんです」

ここまで言われたら、かなり気持ちよく語ってくれると思います笑
(自分の話を一生懸命聞いてもらえるのは老若男女うれしいものです)

ただ、
実際には インタビュー前にあんまり持ち上げて乗せすぎてもダメです。
「良いこと言ってやろう」感が出て、カッコつけた回答が返ってきます笑

大事なのは、位置付けを伝えること。

通常のオペレーションとしては、今回の調査目的を
募集時とインタビュー開始時にさらっとお伝えする程度で十分。

「今回は貴重なお時間いただきありがとうございます。
〜〜の理由で〜〜〜のお話しを伺いたいと考えています。
ぜひ色々教えてください」

社内インタビュー申し込むのが怖い方へ

社内というだけで同じ船に乗っている仲間だし。
誰しも多かれ少なかれ自分の会社に貢献してより良くしたいと思ってるし、自分の力を貸して誰かに感謝されたいものです。

勇気を持って声かけてみてください。
案外きっとだいじょうぶですよ。


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