見出し画像

【カナダ校①】UWC Day 2024!!

はじめまして!カナダ校ピアソンカレッジからせきららUWC第一号をお届けします。

突然ですがみなさんご存じでしょうか、9月21日はInternational Day of Peaceなのです。平和な世界を目指すUWCの各カレッジではUWC Dayとして毎年この日をお祝いします。今年のUWC全体の目標が”Together we change”ということで、ピアソンカレッジではあらゆる形で何かしら社会やコミュニティに良い変化をもたらそうをしているStudent initiativesがそれぞれワークショップを行いました。

ピアソンカレッジのStudent initiativesには、KULE(寄付のために生徒達で作ったアクセサリーなどを販売)、Old Growth Forests(原生林の保全活動)、Sustainable Fasion(サステイナブルな服作り)、などその他諸々あります。各生徒は参加したいグループへ応募して、午前午後の二回に分けて二つの活動を行いました。私はKelp Huggers(ケルプの保全活動)のリーダーの一人なので、午前午後ともにその活動を他のリーダー達と共に率いる側でした。ということで私個人の経験に基づき、かなりKelp Huggersに偏った情報をお届けさせていただきたいと思います!

ケルプとは生態系で重要な役割を果たす大型海藻です。そしてピアソンの最大の魅力の一つであるカレッジに面する海には、Kelp Forests(ケルプの群れ)がたくさん見られるのです。ケルプは地球温暖化や人為的影響により世界的に減少してきているので、ケルプが沢山いるということは貴重なことなんですね。一年前から始まったKelp Huggersの活動は、この地域ではまだまだとられていないケルプの生態に関するデータを収集して世界的に減少するケルプの解決策を模索する、という壮大な目標に基づいている訳なんですが、、コミュニティ内でケルプのことをもっと知ってもらう!というのも活動の一環なのであります。

ということで私たちは、パドリングをしてKelp Forestsを訪れケルプマッピングの仕方を一緒に学ぶという活動をしました。30人程が三つのビックカヌーに分かれて漕ぎ出した先で、目を凝らせばかすかに向こう岸にアメリカが見えるという大海を望みながら、Kelp Forestsから蟹を見つけたりカヌーの上でケルプのピクルスを食べたりという経験をしました。マッピングを教えるのに必要な道具を港に忘れてしまったり、波が強くて三つのボートが上手く一か所に集まれなかったりなど、思ったようにいかないこともありました。しかし他の三人のリーダー達や先生方と協力しながら時間と労力をかけて準備してきたイベント、すべてを終えた一日の最後には達成感で溢れていました。とてもUWC的な経験です。

UWC Dayという特別な日に生徒が机上の勉強から飛び出していつも以上に情熱的に活動する様子はとても刺激的で、たくさん考えさせられることがありました。そして夕方には例年通り生徒が伝統衣装を着て集合写真を撮るというイベントが。何年も後に撮った写真見返したりするんかなとか思ったりしますよね。以上、カナダ校の2024年UWC Dayの様子でした!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?