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夢を見るようになった話。

最近、夜中に夢を見るようになった。
と言っても、一昨日と昨日のまだ2日間だけだ。
寝ている間に夢を見た記憶が長らくなかった。
プレッシャーに押しつぶされそうになって、涙を流しながら、目が覚めたことはあるが、夢ではなかった。
この1年の自分は苦しいことが今も続いており、本当に毎日のように消えてしまいたいと思うことが続いている。
仕事を終え、食事をし、シャワーを浴び、布団の中に入るものの、静かに死んでしまえたらどんなに楽だろうと考えたり、過去を振り返って、あの時ああしていればと悔やんだり、もう自分は幸せにはなれないと未来を悲観してみたり。
ネガティヴな事しか頭の中には浮かんで来ないので、寝ようにも寝れない日々なのである。音の無い状態にすると余計な事を考えてしまうので、最近お気に入りのエガちゃんねる、きまぐれクック、天秤座の運勢などのYouTubeを流しながら自然と意識がなくなるのを待つ。いつの間にか、1時を過ぎ、2時を過ぎ、3時になって、焦って余計に眠れなくなるが、翌日の仕事の為には少しでも睡眠を取ったほうがいいと身体が思うのだろう、遅くても3時半頃にはやっと意識が途絶える。
このような負のループから抜け出したいとは常々思っていた。ここを抜ける為には先ずは規則正しい生活からだと考え、寝付けなくてもいいから、22時には布団の中にいて消灯する生活をすることにした。スマホを弄りながらだと良くないと思い、画面を下にして置く。うつ伏せになり、自分の顔も枕に重ねる。横向きで寝るより、身体が楽なことが分かった。
それでも、寝れない。
不安感が押し寄せてくる。このまま眠れずに、どんどん時間が過ぎて頭がすっきりとしないまま、寝れたとしても、起床時間のタイムリミットギリギリに起きて、30分で身支度をして、カリカリイライラで始まる毎日が繰り返されるのか。想像するだけで頭が冴え、早寝早起きすら出来ないのかと自分を責める。
いや、ちょっと落ち着け。大丈夫大丈夫。
今はまだ22時。これまでなら、風呂にすら入ってない。12時までもまだ2時間もあると言い聞かせる。
心が落ち着く体勢を探る。そうだ、布団を頭から被るんだ。視界が暗くなる。ふんわりと包まれる感覚は私を安心させた。ここで、もう一段落、安心のギアチェンジ。電気毛布の温度を少しだけあげる。
ほっ。いつの間にか眠りについていた。
朝、いつもの時間。アラームで目が覚める。
寝る時間は早められても、起きる時間はまだすぐには変えられないようだ。寝れるならこのまま寝ておきたい。でも、なんだか少しだけこれまでと違う。寝起きに安心感があるのだ。私は、夜中、夢を見ていた。その内容は、またいつか別の記事で書くとして、唐突なストーリーであったが、自分以外に登場人物がおり、自分が他者から必要とされているという承認欲求を満たしてくれるものだった。2日間で内容は異なったし、夢の全てを覚えてるわけでもないが、何だか、これからの未来に一縷の望みを持ってもいいような気持ちになれた。中学生の頃は夢占いの本をもっていたし、夢での出来事で何かを決めたこともあったかもしれない。ふっと、自分は昔から「夢」を自分を知る為のツールとして重要なポジションに置いているんだったのだと思い出せたのだ。
科学的にみれば、夢占いは根拠が無いと言われるかもしれないし、夢を見るということは眠りが浅いとして身体にとっては、いいことではないのかもしれない。悲しかったり、苦しかったりする悪夢であれば、夢なんか見るもんでは無いと思ったかもしれない。ただ、めちゃくちゃにハッピー!な内容でなかったにしろ、されど、夢。少しだけでも、その夢の中で良いことがあれば、現実世界に戻った時にその余韻で温かい気持ちを持てることがあるんだと再認識できた。
温かい夢を見るコツは、きっと気持ちに余裕を持って早い時間から頭から布団を被り、自分を安心させることだ。これがコントロールできるようになれば、現実世界でも、前向きになれるはず。大丈夫、大丈夫。私は、まだまだ幸せになれる。
(この記事を書き終えたのは、0時半だけど…大丈夫大丈夫。)

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