考えない日記:8
考えない日記:8 5/21-28
5/28 散歩で海岸まで歩いた。小道を進みながら建物を観察し、シャーロック・ホームズの真似をした。百合とアマリリスが人の家に咲いている。農家さんの倉庫では南瓜を箱詰めにする作業が進み、海岸には新しい看板が設置されていた。「密を避ける、二メートルの距離をとる、咳エチケット」
水際で何かの容器を洗っている人がいた。
帰り道、おじいさんがラジオを大きな音で流しながら家の周りを歩いていた。「ラジオを大音量でかけるのって大抵男性だね、」と話しながら帰宅した。
5/27 早朝の待ち合わせに早く着いたので岸壁を歩いた。大きな古い岩が海底に落ちていた。振り返ると道路を挟んだ崖に太い網状の鉄柵が施されていた。井戸にきつく蓋をしたような遺構もあった。
街に出た。
警備員さんの叫び声が響いた。少し経って通行止めになった場所から人々が引き返して来た。注文していたお弁当はまだ出来上がっていなかった。
家に帰り、お弁当の包みを開けると相手のお弁当と入れ違っていた。食べた。水を飲んで寝た。
5/26 午前五時から布団でiPadを見ていた。首が痛くなった。ネットの映画で若かりし頃のディカプリオに似た俳優さんを見つけた。
5/25 飼い犬に「舐めちゃダメって言ったでしょ、舐めちゃダメ」と言い聞かせながら散歩しているおじさんを見た。
大型スーパーのレジに人が沢山並んでいた。
5/24 寒さも湿気も気にならない天候だった。
5/23 曇り。聴いているラジオDJの名前が思い出せない。曲が流れる。選曲の調子はいつも殆ど一緒というのは確か。
昨日、食べたことのない調理方法で美味しいパスタを食べさせてもらった。彼はまだ二十才で五年前とは別人のようだった。ゴーヤも食べるようになった。「今日のパスタの名前は心象のイタリア」と彼は言った。
5/22 自転車の後輪の空気が抜けていた。虫ゴムを交換した。
5/21 店へ入店するときにこめかみを検温された。出て行くときは何もなかった