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一流シェフのファミリーレストラン【海外ドラマレビュー】(The Bear)

評価(※超主観的)

ストーリーの面白さ ★★★★★
言葉遣いの悪さ ★★★★★
キャラクターの魅力 ★★★★★

  シーズン1予告


シーズン2予告

感想:キャラクターたちに愛着が湧いてくる

エミー賞やゴールデン・グローブ賞など軒並みノミネートされているこのドラマ。
現在はシーズン2まで配信済み。ディズニープラスで見ることができる。
シーズン1は日本語の予告編が無く・・。シーズン2から日本語も作成されており、それくらい日本でも一気に注目度が上がったのかなと。

私も止まらずにシーズン2まで一気に全部見てしまった。1話が30~40分程度なのもありがたい。

主人公はNYのミシュラン認定レストランで働いていた超一流シェフ。
亡くなった兄が地元のシカゴで営んでいたほぼ潰れかけのレストラン(多分サンドウィッチスタンド)を兄の遺言で譲り受ける。
NYで築いていた一流シェフのキャリアを捨てて、レストランの再起をかけて従業員や家族と奮闘するドラマ。

シーズン1は兄が亡くなってレストランに入るが経営状況がカオスすぎて主人公と周りがもがく話。
シーズン2はレストラン再起に向けて実際に動く話。

まあ〜登場人物みんなが本当に口が悪くてよく喋る(笑)
特に主人公(名前はカーミー)の家族たちはイタリア系の設定だからか、みんな情熱的。(喧嘩っ早い)※偏見すみません
そして聖書の話(イタリア系なので多分カトリック)は要所に出てきて、キャラクターのバックグラウンド設定としてわりと重要な点だと思う。

かなりアップのカットが多くて、それぞれの心情・表情が繊細に描かれている。
セリフ量も映像の流れのスピードもめっっちゃ早くて、最初は見ている方もせっつかれているような気分になって、正直このドラマ苦手かもと思った。

でも、ストーリーは面白いしキャラクターもそれぞれ丁寧に描かれていて共感できた。
登場人物それぞれがただの良い人、悪い人じゃないのがいい。人間はみんな「良さ」「悪さ」が複雑に絡み合っていると思っているのだが、それが現実的に描かれていると思う。
そうするといつの間にか観るのが止まらなくなっていて、気づいたら全部見終わっていた。

それくらい世界観に没入できるドラマだと思う。
調理シーンになると毎回かかる音楽があるのだが、途中からその音楽がかかると観ている方も「キタキター!」とテンションが上がるようになってきた。

個人的に、シーズン2の方がより面白かった。
キャラクターそれぞれに深みが出てほろっと泣きそうになったエピソードもあった。特にシーズン2の7話以降は必見。
ちなみに、シーズン2の6話は60分以上の長尺で、観るだけでエネルギー全部持って行かれるくらいに強烈。2回目観るのは遠慮するかな・・・。(笑) でも面白かった。

少しモヤモヤするのが、邦題が絶妙に原題とストーリーと合ってない気がする。
(カーミーが作るレストランは「ファミリーレストラン」ではなく「高級至高のレストラン」だし。)
海外ドラマ、洋画では原題と邦題が合ってないことはあるあるだが。邦題つけるのって難しいよね。

ちなみに。
1話まるまるワンテイクのときもあったらしい。あのスピード感とセリフ量でワンテイクはすごすぎる。

もう一つちなみに話。
主人公カーミー役のジェレミー・アレン・ホワイトはこのドラマで大ブレイク。最近カルバン・クラインのキャンペーンに起用されてその広告が大バズり。
身長が170cmとアメリカ人男性にしては小柄な方で、ドラマでも身長について結構いじられている(笑)


シーズン3も決定しているらしいので楽しみだ。







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