とある受験生の日記 2021/1/5

はじめまして。とある受験生の大越(おおごえ)です。

「受験生」と堂々と名乗ってはみたものの、私は現在高校2年生であり、正確には受験生ではない。ただ、冬休みのあるこの時期は学校の先生たちがしきりに
「君たちは3年生の0学期です!」
と言い出すので、もう受験生でいいと思う。意識を持っておくことは大事な気がする。

思いつきで始めたこの日記ではあるが、一応毎日続けていく予定である。始めた理由としては、「勉強に追い回される毎日に耐えるため」というのが大きい。私は明後日に冬休み明け確認テストが控えており、今日もその準備に振り回された。

休み明け2日前ぐらいになると、私は決まってネガティブになる。計画通りに勉強が進まなかったことへの後悔、同級生たちが自分よりもずっと勉強をしているのではないかといつ不安、受験直前までこんな調子なのではないかという、先の見えない恐怖。色々なものが原因となって私の心拍数が跳ね上がり、常に誰かの声を聞いていないと精神的におかしくなってしまう。一人きりでいると、溢れんばかりのネガティブエネルギーに呑み込まれてしまうのだ。
だから今日はずっとスマホで「とある男が授業してみた」というチャンネル名でYouTubeに動画を上げている葉一さんの動画を流していた。情けない自分の背中をさすってくれるような優しい語り口調に、私はとても救われた。

と同時に、やはり「こんな調子がこれから1年間続くのか」というネガティブ大予想が幕を上げた。もういいよ。お呼びでないよ。

非常に残念なことではあるが、私にやってくるネガティブは全て性格が原因である。これは変えようと思って変えられるものでもないと思うし、そもそもそんな気力などない。

だから私は、そのネガティブの吐き出し口として、この日記をスタートした。毎日続けられるか分からないし、平日はほんの数行だけの文章になることもあるだろうが、出来る限り続けていきたい。こうやって毎日日記を発信すれば、勉強中にあった辛い出来事は「日記に書くネタ」となり、私の先の見えない日々が報われていく気がする。

初日なのでたくさん書いてしまった。明日に備えて早く寝よう。明日もやることが多く、自分がどうなっているのか想像もつかない。