とある受験生の日記 2021/1/29

【うれしい、という感覚】

今日は寒すぎました。とある受験生の大越(おおごえ)です。駅のホームで英単語帳を開こうとしたが、自分の手の方が先にやられた。かじかんで真っ赤に……。可愛そうな手。

明日は模試だ。「国語、数学、英語」の3教科のテストは今回が最後だろう。来年度にはあらゆる模試に理科科目が追加される……。震えて眠る。

私は今、「数学の点数をもうちょっと上げないといけない」という状況に立たされている。今までの模試を振り返ると、得点源となったのはほとんどが「国語」。しかし、私は国語は共通テストでしか使わない。そのため2次試験で使う「数学、英語」の点数をもっと上げないと安心できないのだ。特に数学。

勉強机の脇にあるカラーボックスには、今まで受けてきた模試の問題がぎゅうぎゅうになって詰まっている。

目を背けたく事実であるが、あまり解き直しが出来ていないのだ。

特に数学。

この状態は非常にまずい。せっかくお金を払って受けた模試なのだから、後からちゃんと復習をしないといけない。

と、口では分かっているのだが、中々ペンは動かず。

だから、模試の度に憂鬱な気分になる。

「あぁ、また自分は溜め込んでしまうのか」と。

こんな負のスパイラル、直ちに脱出しなければいけない。多くの時間を費やしてでも、模試の復習はしなければいけない。

なので今日は家に帰ってから、少し数学の問題を解いてみた。どんな問題があったか、あまり覚えていなかった。

結局解けたのは大問1つ分だけ。模試の前日は、なるべく早く寝たいのだ。

しかし、その大問を見事に完答!

思わずガッツポーズをした。

問題を解いてここまで嬉しくなったのは久しぶりだ。

そこにあったのは、「過去の自分を超えた」という確かな感触だった。考えてみりゃ、そりゃそうだ。模試には、自分が「挫折」を味わった問題がたんまりと集められているからだ。

この解けた感覚は新鮮な喜びと共に「自信」をつくってくれた。

そして1つ、学んだことがある。

それは、「嬉しくなるために解き直しをしよう」ということ。自分を超えることが出来た感覚。この威力は尋常じゃなかった。

これからは、進んで解き直しをしていきたい。

ありがとうございました。模試頑張ります。