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自信を持ってオススメできるマンガ 2023/09

季節はすっかり秋。一気に涼しくなった感じしますね。
こんなこと言って、家から1歩も出ないのでこの夏暑いと思ったことすら2~3回しかないんですが・・・。

新しく始めたお仕事が、今月で研修が終わり本格スタートするので大事な月でもある。
サボらずしっかり頑張るぞい!

さて、早いものでマンガのすゝめを執筆しはじめて4ヵ月目となります。
まだまだ推せる作品が控えているので数作品ご紹介させて頂きますのでよければお付き合いください!

今回も、オススメ度:★★★ ~ ★★★★★ の段階で評価します。

世の中のマンガ好きに届きますように。
ではでは・・・




・ダイヤモンドの功罪(既刊2巻)

オススメ度:★★★★☆

何のスポーツを始めても、難なくこなす天才の話。
この子は天才だ!もっと・・・しかし周りの目は違った。

◆あらすじ

楽しく習い事がしたい!そう強く願うのは主人公の綾瀬川次郎こと綾。
小学5年生で身長166㎝と並外れた身体能力を持つ綾は、テニス、体操、水泳なにをやってもすぐに上達して周りを追い抜くことに抵抗があった。

「オレができてると、できてない周りの人が怒られるから」

天才的な才能がある それだけを聞くと良い印象しか無いが、
そのスポーツを始めたばかりの少年が、たかだが数日で何年も打ち込んでいる子供たちをあっさり追い越していく様は非常に残酷だ。

ただ楽しくしたいだけなのに

楽しくスポーツをがしたい!そう思っているだけなのに。
「この才能を放っておくのはもったいない」
「もっといいクラブを目指すべきだ」
「ジュニアオリンピックに出場させろ」
出すぎた才能は周りの大人から注目され同世代からは恐怖の対象にもなる。

水泳教室を辞めた帰りにふとチラシが目に入る。
そしてこのアットホームな雰囲気の野球チームに惹かれ加入することに。
初めてピッチャーとしてボールを投げたが、球を取った監督の目が変わる

今まで1勝もしたことの無いチームは綾の加入に喜び、自身も初めて心の底から楽しい!感じたのが野球だったので夢中になるのは当然であった。

しかし楽しんでいたのも束の間。
綾の才能に魅了された大人がまた一人、子供の人生を変えていく。

勝手に申し込まれた日本代表の選考を通過する綾

綾に救いはあるのか?
これは天才の苦悩とその同世代になってしまった子達の苦悩を描く物語。


◆感想

前々から気になってたが、マンガはある程度巻数が出てから読みたい派なのでグッとこらえて待っていた作品。
ホントは5巻ぐらい出てから読み始めたかったんだけど、次に来るマンガ大賞2023にノミネートされてて我慢出来ず読んじゃった。

なんだこれは・・・ が率直な感想。
主人公目線で見ると、こんな理不尽な世の中は最低だと思うが、実際周りの反応はそりゃそうかと納得できるものも多くて…。
綾の心にクる表情がまた凄い・・・でも不思議と読み進めたくなるマンガ。

大人の都合で子供の人生は簡単に変わる

天才とそれを取り巻く周りがどう影響されるのか
綾の当たり前が一切理解されない世の中で、綾の気持ちが報われる事はこの先あるのか。
そのあたり注目して読んでいきたいね!

まだまだ始まったばかりのマンガなので、もう少し続きが描かれてから読むのもオススメ。
俺は我慢できずよんで、続き気になって唸ってます。




・株式会社マジルミエ(既刊8巻)

オススメ度:★★★★★

「魔法少女」が子供ではなく社会人の職業として存在していて、それを支えるベンチャー企業が舞台のお話。
ぶっとんだ設定のようでめちゃくちゃ練られててスゴい!

◆あらすじ

日常に蔓延る「怪異」と呼ばれる化け物。
その怪異退治を行い、日本の平和を守っているのは「魔法少女」と呼ばれる職に就く「大人」の女性たち。
子供の頃だれもが憧れる魔法少女は、この国ではれっきとした職業だ。
その魔法少女企業にも大手や中小が存在するなか、舞台となるのはベンチャー企業である株式会社マジルミエ。

主人公の桜木カナは社会に出ても必要とされない自分に悩んでいた。
大手銀行の面接を受けている途中で怪異が発生し、マジルミエの越谷と出会う。

マジルミエ専属魔法少女 越谷

思わぬ苦戦を強いられた魔法少女に手を貸すことになったカナは、役に立った自分に奮い立ち大手銀行の面接をその場でキャンセル。
そのまま新卒としてマジルミエに入社することに。

何故か女装している社長
いつも笑顔の謎の秘書
人見知りで話せないエンジニア
魔法少女のイメージと正反対の女
社員数わずか4人の会社に急遽入社することになった。

桜木さん、ここはベンチャーだ。
大企業のように時間をかけて新人育成はできないが、どんな新人でもすぐにプロになる。
君も望めば今日から魔法少女なんだよ。

初変身

魔法少女になったカナは、少数精鋭のベンチャーで持ち前のリーダーシップと記憶力を活かして活躍していく!

他企業の魔法少女達にも出会い、お互い影響を受けつつ。

戦いの中で社会人としても魔法少女としても成長するカナは必見!
ファンタジー設定なのに妙にリアルな会社事情
少数精鋭のベンチャーならではの発想が見られるのはマジルミエだけ!


◆感想

9月は読んでてシッポリハマるようなマンガに出会えずモヤモヤしてたんですが、当たりきた!
魔法少女・・・ファンタジー系か~と期待せず読み始めたのですが、めっちゃ面白い。

魔法、会社、退治すべき敵、悪用に暗躍する黒い部分が丁寧に表現されていて読んでいて楽しい!
企業として魔法少女が会社ごとに複数いるので、他の魔法少女との出会いも良いんですよね。

そして外せない推しポイント。
キャラの変身バンクがめっちゃイイ!!!

変身バンクとは:アニメ等でキャラクターが変身する際の映像は毎回同じなので使いまわせる。その部分のことを変身バンクと言います。

一時期プリキュアを追ってた事があって、変身シーン好きなんだよな~~。
ハマってたのはスマイルプリキュアと魔法使いプリキュアです。対戦よろしくお願いします。

マジルミエも魔法少女ごとに変身シーンがしっかり可愛くてカッコよくて・・・テンション上がるんだよな。アニメ化普通にして欲しい・・・。

こんなナリでも男前な社長最高だ

社長の社員想いや仕事に対する信念がすごくカッコいい。
作中で一番好きなキャラです。

今回最もオススメできる作品です!ぜひ読んで欲しい。



・氷の城壁 (既刊4巻)

オススメ度:★★★☆☆

トラウマを抱え人間関係を諦めた女の子の物語
単行本は4巻までだけど、原作は完結してるヨ!

◆あらすじ

人と接するのが苦手で、必要も無いと考えるのは主人公のこゆんこと小雪。
中学時代に人間関係をこじらせているので、高校では平和に過ごしたい。
その為には誰にも関わる必要もないし、大人しくしていよう・・・。

そう考え行動ている内に、いつのまにか学校で「怖い人」と認識され浮いてしまう。
そんな小雪の唯一の親友美姫は正反対でクラスでの人気。
おしとやかで可憐な女子として注目を浴びているが、実は高校デビュー。
本当はガサツで男勝りの性格なのだが、今さら言い出せず悩んでいる。

怖がられてるしこのまま平穏に・・・。
そう思っていた矢先、妙に距離感を詰めてくるミナト
美姫の友達で優しい雰囲気のヨータと出会う。

最初は距離感に耐えられずあからさまな拒否感を出してしまう小雪だったが、関わっていく内に心情も変わり4人で集まる事も多くなってゆく。

4人はそれぞれの悩みを抱えながら時には相談し、時には喧嘩し
すれ違ってでもやっぱり心地よくて。
まさに悩み続ける学生生活を描くもどかしくてじれったい青春マンガ!


◆感想

本作は単行本ではなくLINEマンガで無料だったのでそちらで全部読みました!
ヤケに評価高かったマンガなので、ずっと読みたかったんだけど「待てば無料!」みたいなシステムが苦手な自分は、一気に読めないのが結構苦痛でキツかった・・・。
課金すればすぐ読めても無料で読める物にお金払うのも勿体ないな・・・ってなって結局じっくり待ちました。

でも待った甲斐あった~!
LINEマンガなだけあって全編フルカラーで豪華。
最初はタイトルとおり氷りついた表情ばかりなのですが、話が進んでいくうちにどんどん表情が和らいでいくのがイイ!

ふとした瞬間のこゆんが可愛いんだ・・・

高校生たちの悩みに焦点が当たっていて、心理描写が細かくてスゴい
あとは4人それぞれが主人公のように視点が変わって話が読めるので、
すれ違いや些細なきっかけで発生した問題でもどかしくなっても
この時こゆんはこう思ってたけど、ミナトはこうだった。が全部分かってスッキリしたのがなんか新鮮でした!

4人全員がこじらせてるけど、嫌な部分はちゃんと直そうと努力していて全員を好きになれたのも良かった。

一生仲良しでいてくれよな

作者は最近話題の「正反対な君と僕」の阿賀沢紅茶さん。
こっちはまだ読めていないので、近々読みたいところ。



まとめ

今回紹介したのは、「ダイヤモンドの功罪」「株式会社マジルミエ」「氷の城壁」の3作品でした。
個人的には「株式会社マジルミエ」がとても好みだった!
ここ最近ゲームのモチベが高まってマンガ読む時間が減りつつあるので、もっと読む時間増やしたいな~!

さて、自信を持ってオススメするマンガシリーズ第4弾。
最後まで読んでくれたあなたに、気になるマンガが見つかれば幸いです。

見てくれてありがとう、ほな。


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