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オープン社内報 !UUUM 鎌田CEO ✕ 梅景COO対談 (第9期社員総会・対談ダイジェスト)

UUUMは6月1日より第9期に入り、昨年6月1日にスタートしたこの UUUM noteもまる1年を迎えました!(いつも読んでくださっている皆さん、ありがとうございます!)

UUUMでは毎年期首に「社員総会」を開催し、各部門の事業計画や年間MVPなどを発表しますが、本年度もオンライン開催となり、冒頭で、鎌田CEOと梅景COOによる対談動画が全社員に向けて公開されました。この対談、社外の方にUUUMを知っていただくためにお伝えしたい内容も多かったので、UUUM初のオープン社内報として、ダイジェストnoteを公開します。ぜひご一読ください!

第8期を振り返って

(鎌田CEO)
今回、社員総会史上初の試みですが、僕ら経営陣のメッセージを、よりダイレクトに届けたいという趣旨で、対談形式になりました。前職時代から十数年の付き合いだけど梅景から「対談しましょう」なんて言われたの、初めてじゃないかな(笑)それはそれで新鮮なんだけど。
では、さっそく行きましょう、どうでしたか第8期、終わってみて。

リサイズ_鎌田さん1shot_3

(梅景COO)
8期、そうですね、やっぱりコロナの影響もありましたが、想像していたこととまったく違う1年になったと思うんですよね。
会社としても個人としても自分が想像していたこととは違うことが訪れて、みんな、変化に対応しながらやってきたんじゃないかな、というのが一番大きく感じることですね。

(鎌田)
具体的に、何が苦しかった?

(梅景)
ひとつは、市況が読みづらかったということ。あらゆる数値傾向が昨期までとは違うし、タイアップ案件が緊急事態宣言の影響で延期になったり、リアルイベントが1年間まったくできなくなるとまでは思っていなかったですし。そういった読みづらさが大変でした。

二つ目は、社員のコミュニケーションですね。特にこの1年の間に入社した人たちにとって、顔と名前が一致しないということも多かっただろうし、すごく大変だったんじゃないかと思います。

三つ目は、クリエイターとのコミュニケーションや、クリエイターのチャンネル運営する上で、特にロケ撮影のこと含めて、大変だったと思います。

梅景さん1shotのコピー

(鎌田)
人々の価値観が変わったことの影響は大きいと思っていて。
例えば、仕事はオフィスに出社するのが当たり前という価値観はなくなっただろうし、住む場所も都内の一等地の方がいいんだという価値観もなくなっただろうし。こうやって僕が思ったということは、会社の意思決定に何らか影響するかもしれないし、クリエイターも思うとしたらクリエイターの意思決定に影響するかもだし。

こういった考えの変化が、全国1億人以上で起きたら・・・ということ。
単にコロナで営業活動に影響が出た、ということ以外にも考えることはたくさんあると思う。家にいてリモートで仕事して、ひとりで考えることも増えて、結果、テンションが下がってしまう人も多いかもしれない。
そういう意味で、目に見えないし数字にも出ないけど、今後コロナが落ち着いた後にも、違う影響が残るんじゃないかなと。

(梅景)
確かに。そうですね。

(鎌田)
他にも8期振り返ってどう?コロナの影響の一方で、ポジティブな側面もあったと思うけど。

(梅景)
例えば、いろんなプラットフォームにおけるマネタイズを推進したことは大きいですね。TikTok からのYouTubeへの展開の流れができたこともありますし。

(鎌田)
そうやって、各プラットフォームが伸びてきたということは、そこに対して組織として柔軟に順応してきたということも含め、ポジティブに捉えられるよね。
さらに今後に向けて仕掛けていくこともいろいろあるし、社員のみんなにも詳細を伝えられる時が来るのを楽しみに待っていてください。

YouTubeクリエイターと芸能人・著名人について

(鎌田)
さて、コロナの影響もあって多くの芸能人、著名人の方々がYouTubeを始めました。
UUUMは吉本興業さんと提携して、多くの芸人さん達のチャンネルをサポートさせていただくようになったしポジティブな面も多いけど、梅景的に見て、芸能人・著名人の参入はどうだった?

(梅景)
特に去年の春ぐらいに一気に増えたと思いますが、芸能人・著名人の方々が参入したことで、不安に感じたクリエイターの声というのも実際、聞いていました。ただ、YouTube全体で見ると、視聴者の幅が明らかに広がっていて。
今まで取り込めきれていなかった年齢層の方々も視聴するようになっていたりとか、人々の時間の使い方の変化、生活の変化という意味ではプラスといえることもあったんじゃないかと思っています。

(鎌田)
ざっくばらんに言うと、視聴者全体の数は増えたし、新しいタイプの視聴者さんが来たから、そこに向けたコンテンツを当てられれば、すごくプラスに伸びていくだろうし。順応していったチャンネルは爆伸びしたり、逆にテレビに進出するYouTubeクリエイターも出た。確かに苦しくなったチャンネルもあったと思うけど、時代にしっかり乗ったチャンネルは伸びたということかなと。


第9期の展望 子会社設立について

(鎌田)
どう?9期の展望は。
4月末に僕から社員向けに動画で「執行役員制度の導入」と「子会社設立」(UUUM GOLF / P2C Studio / FORO )について話したけど、僕や梅景にとっては、前職の経験からも、子会社ができることというのは自然なことなんだよね。

(補足します)2021年6月1日付で、下記の3社を設立しました
UUUM GOLF株式会社(YouTubeチャンネル「UUUM GOLF」事業を分社化)、P2C Studio株式会社(幅広い個人との物販・ブランド事業推進、P2C:Person To Consumerの領域拡大を目指しグッズ・EC 事業を分社化)、FORO株式会社(サービス「FOLLOW ME」事業を分社化)

子会社化についてのコピー

(梅景)
僕は子会社化のチャレンジは早くしたいと思っていました。子会社というのは、周りからの見え方、責任、事業を伸ばす考え方も違うと思うので、次世代の経営者、責任者の成長の意味でも、また、UUUM全体をストレッチさせるために、このタイミングでできたのは、よかったと思っています。

(鎌田)
思い切ってえいやっ!と短期間に着地させたし、制度整備面ではコーポレートユニットのみんな、ほんと頑張ってくれたと思う。
で、GOLF、P2C 、FOROと3社、子会社化したけど、梅景から見て今どう?

(梅景)
これは子会社のボードメンバーになったひとりから聞いたんですけど、何人かのUUUM社員から「おめでとう」というメッセージが来たそうで。これ僕はめちゃくちゃいいことだと思ったんです。

(鎌田)
ほー(笑)いいことだね!

(梅景)
子会社化でテンション上がって、事業計画書き直した人もいますし。

(鎌田)
確かに、子会社化で急に夢が高くなるというのはあるよね。例えば「副社長」と言われる方がいいのかもしれないし、呼称によって自分を鼓舞するというか。そういうのはあるのかもしれないね。

じゃあさ、社員から「私たちの事業も子会社化してくださいよ」と言われたら、それに対して梅景からはどんな答え方になる?

(梅景)
もちろん、子会社化するほうがいいものはしたいですよね。事業成長が見込めたり、UUUMの中にあって強い部分と、外に出て強い部分があるんだったら、出て強いものは出した方がいいと思いますし。

(鎌田)
その話に補足するけど「子会社化しないのは事業成長が期待されていないんですか?」という問いに対しては、UUUMのクリエイターやUUUMブランドが強く働く事業は、現時点で言えばUUUMの中にあることによるメリットが大きいから子会社化していないわけで。
たとえばP2C とかFOROのように、UUUMクリエイター以外に向けて広く展開していく上で、UUUMっていう色がつくことが良い側面とそうじゃない側面がある。そういうところを子会社化していくのがいいと考えてるんだよね。
もちろん、子会社化することが絶対的にいいというわけじゃないし、いろんな角度から見ての判断になるけど。


執行役員制度について

(鎌田)
今回、同じタイミングで「執行役員制度」を導入しました。梅景は「取締役 専務執行役員兼COO」、僕は「代表取締役 社長執行役員兼CEO」。なんぞやそれと思う人もいるだろうね。執行役員制度というのを改めて梅景はどう捉えてる?

(梅景)
4-5年前に鎌田さんや僕にあった決裁権が、今の執行役員にあるという感じなので、執行役員の責任範囲が広くなって、意思決定が早くなると思います。新しく執行会議ができましたが、取締役会決議事項だったことが、ほぼそこで決まっていくわけで、そこに新たなメンバーが入って、いろんな意見も出ると思うのでプラスは大きいかなと思います。

梅景さん離れのコピー

(鎌田)
いい意味で「梅景離れ」みたいなものが進んだらいいなと思っていて。各執行役員の決裁権が大きくなるから「梅景さんに確認します」という体制ではなくなるだろうと思っているんだよね。逆に、執行役員にはそれほど大きな責任が生まれてしまうんだけど。それに、執行役員の入れ替えもあるから、役職やポジションが増えたという意味で、社員にとってもチャンスと言えるんじゃないかなと。

それから、社員総会でみんながこの動画を見ている時点では、新しい執行役員のナカマが増えたことも発表されているはずだね。


役職と働き方と責任について


(鎌田)

ところで脱線しちゃうけど、社員のみんなは役職で上にあがりたいのかな?

(梅景)
人によりますけど、少なくともみんな給料は上がってほしいわけじゃないですか。給料を上げるための選択肢の中で、役職上あがりたいという人もいます。どちらかというと僕が直接耳にするのは「どうしたらTL(チームリーダー)・GL(グループリーダー)になれますか」という声は多いです。そういう人が諦めずに昇れるようにしてあげたいとは思います。

(鎌田)
「抜擢人事」という言葉があるけど、UUUMの場合は当てはまりにくいと思っていて。ノウハウやインフルエンサー周りの会話というのは何年も積もるものがあるので、結果、抜擢に見えることもあるかもしれないけど、やっぱり実力がある人があがっていくと思う。

ところで、たとえばバディでいうと、TLやGLになると直接クリエイターの担当ができなくなって、社内の人のマネジメントをしなければならなくなる。そういうのを嫌だという人も必ずいるわけでしょ?そういう場合、梅景はなんて言う?

(梅景)
上がることがすべての人にとって正ではないと思っているので、いまのUUUMの人事制度は「シニア」(役職とは別で、職位としてスタッフ、シニアとあり、その中でもいくつか段階があります)になるには決められた基準もありますし、必ずしもマネジメントする人が給料上がるということでもないです。現場でスペシャリスト的に活躍する働き方も認めようという制度になっています。

組織でどの役職であっても、みんな忙しいとは思うんです。忙しさの種類が違うだけで。
極端な話、新卒とシニアで比較して、給料が倍になったとしても、働く時間が倍になるわけではないですよね。

働いている時間ってのコピー

(鎌田)
ちょっと屁理屈っぽいけど(笑)でも、それはそうだね。

(梅景)
何が言いたいかというと、怖がらずにチャレンジできる人はチャレンジしてみてほしいということです。

(鎌田)
つまるところ、働く時間というのはある一定のところで変わらず、ポジションに応じて責任とか重さがついてくるということだと思う。


アソビナカマを広げていくことについて

(鎌田)
UUUMは、経営戦略「もっとアソビナカマを」を掲げているけど、8期でいうと吉本興業さんAnyMindさんなど提携を進めて、他にも今までにない属性のナカマが増えてきたよね。そういう概念でアソビナカマが増えていくことについてどう思う?

(梅景)
事業提携に限らず、各部署においても他社との連携が増えていると思います。創業から数年間のUUUMは、あまり他社と組まずに独立文化というような考え方だったと思いますが、それはそうしたからこそブランディング的に奏功した部分はあると思います。

(鎌田)
そう一匹狼的なね。当初はUUUMの強みを作らなければならなかったから、そこは他社と一緒にというわけにはいかなかったよね。

(梅景)
それが、この2-3年ほどは、僕らから声をかけさせてもらうこともあれば、先方からUUUMだからこそと声をかけてもらえることも増えました。
UUUMと何かすることに対してワクワクしてもらえたりとか、一緒に事業を成長させようと思ってくれている企業が増えたというのはすごくいいこと。

そういうところと組むことによって、次の新しいUUUMみたいなことを、いろんな部署で作っていけたらいいんじゃないかと思うんです。

(鎌田)
一方で、UUUMクリエイターのチャンネルも伸ばしたいし、吉本さんのチャンネルも伸ばしたいわけで、じゃあ「自社よりも外の人が大切ですか!」って聞かれたらどうなのか、だよね。

(梅景)
多くのトップクリエイターがいることはUUUMの強みで、他社には絶対に真似ができないところにいると思っています。ただ、プランニング、グッズ、P2Cも、UUUMクリエイターと外部クリエイター、両面で内容にあった提案をやっていくべきと思っています。

立体的な視点のコピー

(鎌田)
立体的に見てほしいね。UUUMだからこそ外部のクリエイターをキャスティングできるというのもあるし、吉本さんとの提携がうまくいっているからこそ、いろんなノウハウがUUUMに入ってきているというのもあるし。

P2Cは必ずしも自社だけじゃないから「どっちも大切です」ということになるだろうけど、それもたまたま今の時点ではそうだけど、コロナの影響も含めて9期が終わる頃には、より違う考えになっているかもしれないわけで。


臨機応変に動けるのが強み


(鎌田)

またちょっと脱線するんだけど、最近、世界でYouTuberという職業をもっとも長く継続している人は誰なんだろうという会話をしたことがあって、いろんな観点から考えて、PewDiePie が答えに近いんじゃないかという結論になったんだよ。
ひとつの理由はゲームだけど、もうひとつの理由は、臨機応変に変わってきたということ。ゲーム実況の内容もその時どきのトレンドに合わせている。それって、日本で言うとHIKAKINさんというクリエイターはすごく当てはまると思ってる。

(鎌田)
同じことが会社にも言えると思っているんだよね。

UUUMは、最初は一匹狼でやってきて、今は他社と組んでやっている。で、また今後は変わってくるかもしれない。僕らも従業員を守るという意味で食っていかなければならないし。そういう臨機応変に動けるところが強みなんじゃないかと。きれいごとっぽいけどね。でも会社で「臨機応変」をやるって実はなかなかつらいことだからね!(笑)

臨機応変のコピー

(梅景)
反発も出ると思うんですよ。

(鎌田)
それもそうだけど、UUUMって相当なスピード感で半年に1回とかでぐんっと大きく組織を変えるじゃん。できないよね普通は(笑)
500人以上の人数になっているし、反発もあるかもしれないし、その中で臨機応変に、というのは大変なこと。でも、大きくなったからといって着いていけなくなったら取り残される。本音で言えば、のんびりしたいけど、そこはどうしてもスピード感持っていかなければならないね。


UUUMが業界を圧倒的にリードし続けるビジョンについて

(鎌田)
圧倒的の定義が難しいけど、例えばUUUMの再生回数が圧倒的なのは間違いない。だから「UUUM、クリエイターやめて大丈夫か」とか書かれたりするけど、そこはレピュテーションと実際の数字にギャップがあるよね。
だから、UUUMのポジションそのものはナンバーワンで変わるものではないと思う。

あと、みんな数字に責任を持ったり、クリエイターを守らなければとかで、楽しくないことに向き合わなければならないこともあったと思う。でも、かつて無邪気に楽しかったと思えたようなこと、そういうこともまた楽しみながらできるような会社であれば、必然的にナンバーワンで居続けると思ってます。

圧倒的とは_1のコピー

(鎌田)
大きい会社になってきて、僕が言うことが直に届きにくくなってきたかもしれないけど、身近なTLやGL、執行役員の声は届くだろうと思うので、その延長上で僕らが会社を運営していると思ってもらって、安心してほしいです。

そういう群体として、楽しんで笑いながら9期もやっていきましょう。


まとめのひとこと

(梅景)
根底としては「楽しんでやる」ということだと思いますし、僕自身も楽しんで新しい環境でやっていきたいと思います。
それからリモートでなかなか難しいところですが、もっと、社員と気軽に話せたりする機会があったらいいなと。「魚市会」(自由参加、途中参加退出OKの親睦会として、六本木ヒルズ時代みんなが愛した居酒屋さん「魚市」でスタートしたのが名前の由来です)もなかなかできてないですし。そういうコミュニケーションをとれるような9期にしたいと思っていますので、よろしくお願いします。

梅景さん_締めのコピー

(鎌田)
梅景が言ったとおりですが、みんな楽しんで9期をやろう!というのと、このあとの社員総会でいろんな人のパートが続くと思いますが、みんな背負っているものもあるし、上の人が偉いとか下の人を大切に思っていないとか全然なくて、本当にみんな一丸となっていかなければならないし、力を貸してほしいと思うので、それが少しでも伝わればと思って、十数年の付き合いで初めて梅景と対談しました。
このメッセージをまた後で見返してもらえたら嬉しいです。
引き続き9期、頑張っていきましょう!

頑張っていきましょうのコピー


社員にとっても新鮮だったUUUM CEO✕COO対談、いかがでしたか?UUUM社員でないとわからない内容や、社外秘の内容(当然ですが)は割愛しましたが、なるべく対談の雰囲気が伝わればと思い、動画スクショも含めお送りしました。UUUMならではの楽しい編集になっていたんですが(UUUM社員でYouTuberのHiROKiさんの編集です)、そんな場面に限って社員情報が多くてお届けできず残念。。  

第9期も、セカイにコドモゴコロを届けるUUUMであり続けるために、みんなで楽しく頑張っていきます! スタートから1年を迎えたUUUM noteも、UUUMクリエイターとUUUMの情報をnoteならではの切り口でお届けしていきますので、これからもよろしくお願いいたします!(編集モモヤマ)

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