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:0016 書籍『詩の教室』の感想 インターネット詩人が 地に足ついた詩人から学ぶ

詩の師匠がほしい

わたしには、デザインの師匠はいます。ですから、どんなデザインが良いものか、テクニックではない精神的なことも学んできました。詩についてはインターネットで孤独にマイペースに書いているため、良し悪しは「いいね」「RT」の数でなんとなく推測しているだけです。

そんなときにTwitterのTLで見つけたのがこの本です。

松下さんの詩はまだわからないけど、432Pもあるならいろんな詩がありそうです!松下さんに弟子入りする話ではないです。詩の教室は気になりますが。


詩を書きたい!と思ったときに書こう

わたしは短い詩を毎日やすまずに書いています。気持ちがのらなくても、忘れていたあの場所へタイムスリップしてみます。詩に使えそうな日常の気づきも毎日メモしています。そのぶん、推敲する時間が取れずにクオリティが低いのかもしれないと考えていました。

つまりすぐれた詩人っていうのは、自分の詩を正当に読む能力を持った人のこと。失敗作を書かない人というのは、失敗作を書いてもすぐにそれと感知する能力があって、その失敗作を人に見せないで見せないでおくことができる。

P38 5-7行目より

そうですよね!わたしはそんな失敗作もすべてnoteにまとめています。さかのぼってまとめると分かりますが、最初のころって詩を書いているときってどこに魅力が足りないのかまったく自覚できていません

最近は時間がないときには無理して書かないようにしています。1日に四行詩を4つは書いていましたが、一行詩を2つだけ書く日が増えました。まだ不完全なアイデアはメモに留まるようになりました。


わからない詩はわからないままでいい

そうか。歳をとってもわからないものなのか。「〇〇 〇〇の詩を読んだほうがいい」とよく話すひとは、詩への理解度がとても高いのかと考えていました。割り切って、自分が好きと感じた詩のほうへ突っ走ります!



詩集を買いたくなった

わたしは義務教育の教科書に載っていた詩ぐらいしか知らない。「芸術は爆発だ!」などの岡本太郎の名言を詩ととらえ感動したわたしは詩集などなかった。岡本太郎の話すまんまの自伝本から読み取れる言葉が最高の詩だった。詩人らしい詩人の名前を今回この本でやっと学べた

こんなに面白い詩が世の中にあったのかと。茨木のり子さん川崎洋さん井坂洋子さん佐々木安美さん池井昌樹さんの詩集をAmazonのカートに入れました。来週には川崎洋さんの詩集が家に届くはずです。


Twitterで詩を書いている人はいくらでもいます。スクロールすれば読んだ気になっていきます。しかし、覚悟のない詩もまぎれています。そもそもデジタルデバイスの光を浴びながら読んだら、詩のいやし効果が下がります。視覚過敏ですから電子書籍はしんどいのです。

こうして、詩人の本を買うきっかけにもなりました。ありがとうございます。



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