【理科マメ知識】吐く息には酸素と二酸化炭素どっちが多い?
突然ですが問題です!
我々人間は、日々呼吸をして酸素を取り入れていますよね。ではその呼吸で"吐く息"の成分では、酸素と二酸化炭素どちらが多いでしょう?
「そりゃあ呼吸で酸素を使うから、吐く息は二酸化炭素の方が多いでしょ!」
と思っていませんか??
実は、吐く息でも酸素の方が多いんです。
吸う空気は大気の組成と同じなので、
酸素が約21%,二酸化炭素が約0.03%です。
これが呼吸後の吐く息の組成では、
酸素が約17%,二酸化炭素が約4%と
呼吸によって酸素は使われていますが、
約21%のうち4%ほどしか消費されていない
ということになります。
なので、含まれる気体成分の大小としては、
元々の大気も吐く息も、窒素>酸素>二酸化炭素という順になるわけですね。
*もちろん、元々の大気には"アルゴン","ヘリウム"などの気体が合計約1%含まれているので、
二酸化炭素が気体で3番目に多いというわけではない
ことには注意してください。
よって、まとめとしては、
呼吸の吐く息でも、酸素の方が二酸化炭素よりも多い
ということになりますね。
「呼吸で酸素が消費される」というイメージが強くて「二酸化炭素の方が多い」と勘違いしがちなので、気をつけましょう!
*ちなみに、二酸化炭素濃度は少し上昇するだけで人体に大きな影響が出ます。(二酸化炭素中毒)
0.03%:普通の大気
4%〜6%:頭痛やめまい、吐き気
7%〜:意識消失、失神
これらから考えても、自然と酸素よりも二酸化炭素が多くなることなんて有り得ないとわかるわけです。
イメージで間違えやすいことはたくさんあるので、皆さん人に話すときは間違った情報を伝えないように気をつけてくださいね。
今回もご覧いただきありがとうございました!
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