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【人には人の性自認】ノンバイナリーって何?


さて、先日noteでもご紹介した
ブレイディみかこさんの著書
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ですが、

なんと2が出ていたので購入し、先日早くも読み終わりました。

いやぁ今回も前回と同様、
考えたい内容が多くてですね。。

なので今回も感想は分けて書きたいと思いまして、今回はその①です。

後日またまとめたものも記事にしますね。

*この先ネタバレ注意です!!

ということで、今回は
"ノンバイナリー"についてです。


皆さんは、ノンバイナリー という言葉を知っていますか?

これは、

「男性にも女性にも属さないと考える性自認を持つ人」

を表す言葉で、
日本では和製英語で「Xジェンダー(エックスジェンダー)」という言い方をすることもあります。


本作『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』は、前作同様"多様性"について触れられている部分が多いので、もちろん性自認の多様性についての話もあります。

作中では、
「ノンバイナリーの先生が"ミスター○○"や"ミス○○"と呼ばれたくないと言っている」

ということや、

「ノンバイナリーの人への三人称は"he"なのか、"she"なのか、それとも他に作るべきなのか」 

といった話題が登場します。

これらについて今回話すとまた長くなるのでそれはまた次の機会にするとして。。


とりあえず今回は

ノンバイナリーという考え方そのものについて、

私の考えを少し述べたいと思います。

皆さんは、"性自認"について考えたことはありますか?


ほとんどの人が無いかもしれません。

そしてほとんどの人は、"自分の身体が生物学的に区分された性別"と"心の性別"が同じであることを当たり前だと思っているはずです。
いや、「当たり前だ」とすら思わないほど意識したことないですかね。

だから"そうじゃない"性自認を持つ方々のことを「普通じゃない」と感じるのだと思います。


でも、私は思ったんです。

"生物学的な性別"

"心や考え方としての性別"

これらが一致しないことって、まぁまぁあるのでは?


確かに、生物学的な性別の区分は明確です。

しかし、心や考え方の性別というのは、かなり人それぞれあるものだと思うんです。


例えば、生物学的に"男"でも、
所謂"男性っぽい"自分の見た目が好きではない人や、"女性っぽい"姿に憧れる方はいますよね。

それは単純に美意識が高い男性なのでしょうか?

それとも心が"女性っぽい"に寄っているからから女性でしょうか?


これって、はっきりと"こっち"と決めるのが難しいと思うんです。


「男っぽくないし、周囲に男性として見られるのはなんか嫌だな…」

「でも身体は女性じゃないしな…」

そんな人、またこの男女逆の考えの人も、結構いるんじゃないかなと思うんです。

だって、"性自認"という考え方が曖昧なんですよ。そりゃあ白黒はっきりなんて難しいです。


「だからはっきりしようよ」

と言いたいわけではありません。


私が言いたいのは、

"心や考え方の性別"というものが曖昧なんだから、

人によって
"身体的な性別"と"心の性別"
が一致しないことがあるのはおかしいことじゃないでしょ

ってことです。


ノンバイナリー?

性自認?

なんでもいいじゃないですか。

我々みんな自分のことは自分が一番よく知っています。

自分のことを判断するのなんて自分一人で十分です。
なぜそれを他人の性別まで判断して、ましてや考え方が自分と違うからといって"変なもの"のように扱うんですか?

自分のことは自分で決めて、各々が

「私は私をこう思うよ。」

「へー、あなたはそう思うんだ。私は自分をこう思ってるんだ。」

「へー、そうなんだね。」

「お互い幸せに暮らしていきたいね」

「そうだね」

でいいじゃないですか。


考え方の強要は中々厚かましいものですよ。


なんなら私は、"ノンバイナリー"とすら決めなくていいんじゃないかなと思ったりもします。

そしたらたぶん"女性寄りのノンバイナリー"
とかの言葉が必要になるじゃないですか。


人間の自認なんてグラデーションです。

そこに明確な名前を付けることが必ずしも良いとは思いませんね。


まぁまとめると、

自分のことは自分だけが決めて、
人には人の乳酸菌。
他人が口を出す必要はない。

というのが私の意見ですかね。

それが、

多様性

というものなんじゃないですか??


異論は認めます。多様性なので。



ここまで読んでいただきありがとうございました!

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▼前作「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の感想まとめはこちら




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