剣道から学んだ良いこと悪いこと

学生の時に剣道をやっていて良かったことは、学校の普段の人間関係とはまた別グループの友だちができた事だ。
普段の友だちはクラスが一緒だったり、何となく気が合う人たちと一緒にグループを作るので、何となく似た者同士の友だちができる。
だけど、部活の友だちは、今まで付き合ったこともないような人種の人たちと付き合うようになったり、先輩がいて、後輩もできるので、人間関係に厚みができる。
また普段とは変わった人間関係で、自然と年上の人の言うことを聞くようになったり、後輩の指導をしたりするようになる。ただ、普段とは特に違うのが、実力主義で、後輩だろうが何だろうが、実力がある人はレギュラーになれて、一目置かれる。
普段は、例えテストで良い点数を取ったとしても、自分に影響を与えることは無いんだけど、部活では違う。なので、実力が無い先輩は、居心地が悪い場所になってしまいがちです。後輩の方は、嬉しい気持ちもありつつ、そういう先輩とは少し距離を取っているのが現状だと思います。
よくも悪くも先輩の影響が大きく、威張ってる人、実力がある人、後輩をいじめる人、優しい人などがいて、自分ではどうすることもできないような複雑な人間関係になる。小学生の頃はそこまで上下関係が厳しくなかったけど、中学生からはモロに上下関係が大きかった。正直、部活の上下関係は良いものではないと思う。先輩は偉そうにしていても後輩は何も言えないような空気になり、たぶんこうゆうのがパワハラ上司になったりするのに似ているんだなあと思う。友だちには優しいのに後輩には厳しいみたいな、年下には何もやって良いみたいな事を覚えてしまうんだと思う。それが結果的に、子どもを育てる時に、子どもを愛情をもって育てる事ができなくなる1つの原因だと思う。
嫌な先輩がいて部活を辞めても、自然と辞めた方が悪いみたいな空気になってしまうのも特徴だ。
あと、先生次第で成長がかなり変わるところがあるのも分かっていてもらいたい。
例え体育の大学を出た先生でも、バイオメカニクスや運動力学、トレーニングメニュー等が、できる人とできない人の差が大きいというところだ。
運の要素が大きいのが部活動の大きな特徴だと思う。ほとんどの部活がオーバーワークになっているのが現状ではないかと思う。休むことの大切さを大人になってスポーツの事を学んでから分かるようになったし、根性根性みたいな指導は消えてほしいと思う。
振り返って良かったと思うことは、負けた時に本気で悔しいと思えたこと、一生懸命に努力をしたこと、思い出がたくさんできたこと、だと思います。

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