響かない表現はない

響かない表現はない

だれかがあなたの表現をさがしてる

だれかがあなたの表現をまっている

じぶんひとり孤独なあなた

世界のどこか 必ずおなじひとがいる

あなたの表現をさがしているひと

表現するのはこわいこと

さらけだすのはこわいこと

それでもあなたの表現をまっている

さいしょはだれも見ないかもしれない

だって世界はひろいし

それでも表現しはじめる

そうしていつか傷つくかもしれない

だってちっとも報われないし

それでも表現しつづける

こんな表現どうおもわれるだろう

こんな表現だれかを傷つけてしまわないか

そんなこわさをもちながら

こんなこといみがあるんだろうか

なんでこんなことしているんだろうか

そんなうたがいをもちながら

傷ついてつかれちゃったとき

だれかの表現にすくわれたことをおもいだす

そのひともきっと おなじ頃があったはず

そうしてつみかさねていく

そうしてみたされていく

自分のための表現はじぶんに響いていく

じぶんがみたされるとき

あなたをみつけてくれるひとがいる

あなたの表現をさがしていたひと

あなたの表現をまっていたひと

いまのあなたにしかできない表現がある

過去のあなたにも、未来のあなたにも

ほかのだれにもできない表現が

わたしはあなたの表現がみたい

かわりゆくあなたの表現をみとどけたい

だいじょうぶ、響かない表現はない

すべての表現するひとへ

表現してくれてありがとう

そのつよさを、こころから尊敬します

インスピレーション：すべての表現するひと