日記(2020/12/02)

 さて、ここ一週間ほど妻の機嫌が悪く、少しギスギスしていて、どうやら私がゴミの日にゴミを出さなかったことに苛ついていたらしい。忘れていただけで、そんなつもりはなかったのだけど、おかげで新車が納車されたのに、私にとっては一大イベントだったのに、妻は何の反応もなく、一人心の中で色んな感情を巡らせていた。

 卒業式の日に、寂しいよりこれからの生活の楽しみが勝っている、なんて人は少数派だろうと思う。車を乗り換えるときも、新しい車が楽しみより、今までの車を手放すことへの感慨深い気持ちの方が大きい。私の場合はそうだった。遠出するのも憚られる車だったけど、いざ手放すとなるとそれはそれで可愛げがあったのだ。

 そんな風に勝手に感傷的になったり、妻とはトンガリあったりしていたけれど、そんなことをしている場合でもなくなってきた。我々はタイミング悪く結婚式場を抑えてしまっていて、このコロナの渦中で式を延期しており、もうこれ以上延期したらキャンセル料が発生するというところまできている。正直もうキャンセルしたっていいくらいの気持ちだけれど、金額が馬鹿らしいので兎に角こぢんまりとでもやる予定である。その打合せがついに迫ってきていて、特に何も準備しておらず、重い腰を上げるときが来た。というわけで妻とは和解した。

 結婚式で流す曲なんて、完全に私的利用だと思うが、何故か著作権などと言われて式場はCDの原盤を用意しろと言ってくる。ライブハウスだってiPodで好きな曲流せるのに、ジャスラックに弱みでも握られているのか、いまいち納得できない。だってダウンロードした曲もちゃんと買ってるんだから。そういうわけで、仕事帰りに中古のCDショップを巡っている。なんだこの作業は、と思いながらも関係ないCDも買ってしまったりして、ちょっと楽しい。車で聴こうと思ったら、新しい車にはCDのプレーヤーがないのだ、とまた前の車を思い出してしまった。

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