見出し画像

1,000人規模のオンラインセミナーを最初から成功させた方法

私が前職で働いていた数カ月前、1000人規模のオンラインセミナーを3回以上集客に成功し、実施させた方法を書き記そうと思う。

すでに色々な情報がまとまってきているけれど、中小企業のオンラインセミナーのイメージになるかと思い、自分なりにまとめてみる。

最初にやったこと

やり始めたときは、まだまだ日本にzoomが根付いておらず、何が何だかわからない時期だった。

自分たちの会社の立ち位置を把握すること。

・どんなことを目的にした会社で
・規模はどのくらいで
・顧客はどのくらいいて、どんな人が多いのか
・情報の周知方法はなにがあるのか
・どのような情報が求められているのか
・「今」共有したいことは何なのか

このような形で、まずは立ち位置とお客様について考え始めた。
他社の動きは正直関係なく、どちらかというとお客様が一番に考えていた。

そして、要素、手段、目的、目標を形にした。
他の人にも伝えやすいように『木』で表した。

画像1

そこから、より動きを明確化していった。

この目標を達成させるためにはどのように動くのが得策なのかを考え、他職種のオンラインセミナーを調査しまくった。

IT企業のオンラインセミナー

IT企業がオンラインセミナーをもともとしていることは理解していたため、有名どころからチェックを開始した。

目を付けたのは、Adobeとユーザーベース。

それぞれのセミナーの目標・目的を考えながら、期間と発信方法、内容などを細かく収集していった。

もともとやっていたこともあり、さすが……と言わざるを得ない内容だった。

そして次に、それ以外の企業のオンラインセミナーに出て、迷惑極まりないが、顧客になりえるようにアンケートを応え、フォロー方法をチェックしていった。

自分たちの企業と似たような規模間でどのようなフォローをしているのかをチェックした。

そして、何の媒体を使ってセミナーを行っているのか・動作状況はどうかをチェックするべく、自分のスマホ、会社のスマホ、会社のパソコン、wifi下などチェックしまくった。

セミナー参加を経て、考えた要素

自分たちの製品を前に出す方法は絶対に得策ではないということ。

うまく「今」求められている情報に自分たちの製品を絡めていくことが重要。

そして、自分たちと顧客が「今」触れ合っているという雰囲気づくりが大事ということ。

顧客であるときに気づいたが、「こんな情報ならYoutubeに流しておけばいいのに。」と思ったセミナーがいくつもあった。

だから、Youtubeに流しておけばいい内容をオンラインセミナーでやる必要はない。顧客と触れ合う時間をたくさん用意する必要があると考えて、それを基に計画を立てた。

会社外での仲間づくり

まず最初に実施するときに、顧客への周知があまりできない会社だという認識があったが、大々的にやって、はじめは多くの顧客を引き付けて、そこから顧客を細分化したい。

最終的に、製品ごとに注目したセミナーに参加させるような方向性にしたいという考えがあった。

そこで、会社外に助けを求めることにした。
私たちの会社の場合、ラッキーなことに顧客同士の集まりがあった。
そこの会にwin-winになるような提案をし、仲間になって頂き、そこからセミナー内容を発信してもらった。

私たちの会社では、社内HPに掲載し、営業が営業先に話をする程度にとどめた。

理由は、「会社主体でないことを印象付けるため」。

お客様発信で、お客様が集客してくれれば、お客様は勝手にやってくる。

なんとなくそんな想像がついていたので、そこを期待した。
すると、お客様同士で情報を交換してくれたおかげで、3週間で1,000名近くの人が集客できた。

そして、内容は「企業らしくない内容=代表のお客様4名による座談会」にして、一切こちらからは製品の情報は出さずに終わった。ただ、自分たちのブランドの紹介と、次のセミナー内容だけ続けた。

次のセミナーは毛色を変えて、「講演会」。
より具体的な製品情報を出してもらった。

そして、その次は自社での「調理実習会」。
他社の良さも伝えながら、講演会での方法を具体化させた。

このような形で、何度かに分けてセミナーを行い、最終的に売り上げに繋げることができた。

オンラインセミナーは定期的に目標をもって実施すれば、中小企業でも効果は出せると思えた実績だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?