自立したいならいろんなものに依存せよ
どうも、しま子です。
皆さんが想像する「自立」とは、どんなものですか?経済的それとも精神的?自立には様々な定義がありますよね。
今回は、自立をテーマに語っていきましょう。
自立とは依存すること
意外に思われるかもしれませんが、私が思う自立とは依存することです。
「はぁ?しま子さん、どうかしちゃったの?」と言われそうな発言ですが、まぁ私の意見を少し聞いてください。
自立と依存は、辞書によると確かに対義語であると明記されています。
しかし、私は人間が完全に自立して生きていくことはできないという考えに辿り着きました。
例えば、仕事ができるキャリアウーマンで男にも依存せずに、バリバリと働いている女性がいたとしましょう。
一見すると、自立している立派な大人に見えますが、この女性は仕事先にも依存しているし、スーパーに買い物をして料理をする時でさえ様々なものに依存しています。
また、無人島に流されて自給自足している人でさえ、魚や島に生えている木の実を食べないと生活できないわけですから、無人島の恩恵に依存しています。
つまり、人間は必ず何かに依存しないと生きていけない生き物なのです。
重要なのは「依存先」と数
先ほども述べた通り、依存自体は全人類がしていることなので、そこは問題ではありません。大事なのは、何に依存するかとなるべく多くの依存先を確保することです。
例えば、ゲーム依存と呼ばれる人はゲームに夢中になるあまり、仕事もせずに家に引きこもっている生活は完全に悪い依存です。
何が悪いのかというと、ゲームをすること自体は悪くないのですが、依存のあまり社会生活がままならなくなっています。
悪い依存というのは、特定の1つのことだけに依存してしまうことです。
他にも、恋人に依存するあまり相手を束縛してしまう人やアルコール依存症の人も偏った依存によって人間関係や生きることが苦しくなります。
一方で、自立のための依存というのはひとつ一つの依存度は低いものの、依存先が多いのが条件です。
仕事・家族仲・趣味・人間関係、どれかひとつの依存がうまくいかなくなったとしても、他の依存先で心や体のバランスが取れるでしょう。
このように、依存先を増やすことで自立しているように見えるのです。
経済的自立よりまずは、精神的自立を目指そう
自立というと、親に頼らず経済的に自立して生活することを想像しますが私達のような精神疾患や発達障害を抱えている人間には、難しい側面もあります。
ただそれは、当事者が悪いのではなく障害者雇用や社会制度の問題で障害者は健常者よりも劣っているという考えがまだまだ根深いからです。
なので、一旦経済的自立ができないのは置いておいて、まずは精神的自立を目指してみませんか?
精神的自立とは「自分の意思や行動を他人に委ねないこと」です。
例えば、働きたくないのに家族や周りの目が気になるから、無理に社会復帰することは自分の意思を無視した行動ですよね。
無理して働くことよりも、趣味ややりたいことを楽しんでいた方が立派な精神的自立といえます。
皆さんも、まずは精神的自立を目指して依存先を増やしましょう。