限界の合図
「許してください」
このフレーズが頭の中で止まらなくなったら、かなり心が限界に来ていると見るべきであるようだ。私の経験上。
できなくても許してください。
薬を4、5種類使って心を保っているんです。
昔こんな辛い事があって、今も辛いんです。
こんな病気になってしまっていて、
中々治らないんです。
もう頭が動かないんです。
だから、お願い、許してください。
こういうセリフが心の中を駆け巡る。実際にそんな事を言って許される訳ではない。言い訳にはならない。知っている。
自分で自分に説く。心を病んでいるからって、何か措置をとってもらえることは無い。こんな願いは通らない。踏ん張りどころはここから2週間。そこまでは、粘らなくちゃいけない。
知っている。「自分は辛いのだから何らかの方法で助けてくれ」という論理の狡さを。ある一種の脅しみたいなもんだし。
つか、こんなこと言ったら信用も失われるし嫌われるわ。
だから、口には出さない。人には言わない。それくらいの事は心得ている。
本当は全部辛いのも何もかもぶちまけて「大丈夫だよ」と言って欲しいのだろう。(…勢いで書いていたから気づかなかったが、自分の気持ちなのに類推するしかない私の情けなさよ…)
ああ、しんどいなぁ、と口から言葉がこぼれてしまう。
…ところで、
私は一体誰に「許して」欲しいのだろうか。
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