二次創作の筆を折りかけた話

朝の投稿だけだと病んだままだと思われかねないので、今日はもう一つ記事を投稿することにした。

今朝の、完全に気が狂っている状態で書いたnoteがこれである。


朝は大荒れだった。私の最近の悩みやら腐った部分やらが全て出てしまった。

どうせ誰も私の作品なんか読まない、なら筆を折ってしまいたい、そう叫んで泣いた。



私というオタクが現在住んでいるジャンルは、一言で言えば過疎地である。漫画作品なのだが、読者は多いし売れてるし、間違いなくファン自体は多いのだ。

ところが、二次創作するようなタイプのオタクはほとんどいない。ファンのかなりの割合がざっと一周読んで「面白かった」と言っているようなライトなファンなのである。


毎日一生懸命畑を耕して、作品を実らせている人間は、今、私しかいない。

毎日140字のショートストーリーを書いて、それをSSメーカーで画像にして発表して、自給自足を絶やさないようにしているが、反応は少ない。


別に評価が欲しくて二次創作をしているわけじゃない。自分がやりたいからやっているだけだ。その大原則は変わらない。


けれど、あまりにも反応の無い世界で、私は、自分が二次創作をする意味を見失いかけてしまった。

作品のファンを集める呼び水になればと、二次創作しやすい土壌になればと、そう願って毎日頑張っているのに、それに対する反応はほとんど存在しない。


ちょっと前までは、私以外にも毎日のように作品の話をして、絵を描いたりする人たちがいたのだ。

それが、作品が改題して新章に入ってから、ぱたりと止んでしまった。

みんな作品について語ることをやめてしまった。

私の作品に反応を示してくれる人も少なくなってしまった。



だから今朝、ついに爆発してしまったのだ。

どうせ誰も私の作品なんか読んでない。どうせ私が蒔いている種は実らない。

そうやって腐って、悲しくて、筆を折ってやろうとすら言ってしまった。


本当はみんなどう思ってるのか知りたくて、私は泣いて横になりながらツイッターにマシュマロのURLを貼った。

「心が折れかけている私に励ましのお言葉をください」という言葉を添えて。


そして私は1時間半ほど眠った。

目が覚めてみると、いくつかマシュマロが届いていた。そのどれもが私の作品を見ていてくれて、義務感に駆られることなく楽しく創作してほしい、あなたのバイタリティと表現力は素晴らしいと褒めてくれるものだった。


私はまた泣いた。

私の作品を見ていてくれている人は存在した。私の活動を褒めてくれる人がいた。私を心配してくれている人がいた。


「見ていないアニメとか漫画を見て、どうか意識を死にたい方向から逸らして欲しい」という言葉をくれた人もいた。その言葉通り、私は癒されるために「かもめ食堂」のDVDを流して見た。


そうしているうちに、腐った心は徐々に回復した。


また一人で畑を耕して、種を植えて、作物を実らそうと決めた。


なんだか孤独なのは変わらない。見てくれている人もゼロではないのに孤独だと言うのもおこがましい話だが、寂しさは変わらないものだ。

だけど、作品のため、自分のために二次創作する手は止めないでいようと思えた。


いつか、いつか必ず、いつか必ず私の作品を見てなんらかの感情の起伏を得る人が現れると信じて。

いつか必ず、蒔いた種が果実として実ると信じて。


今日も明日もこれからもずっと、寂しさに負けず、ただし義務感を感じたら手を止めて、自分のペースで二次創作しようと決めた。



きっとこうやって大荒れ模様になるのは、今回の一度だけにはならないだろう。今後もまた荒れるかもしれない。

その度に、マシュマロで言葉を募って、アニメなり「かもめ食堂」なりを見て、どうしようもない死にたさや寂しさから目を逸らすのだ。



そんな辛い思いしてまで二次創作することはない。

けれど、私には使命感がある。

きっといつか豊穣の時が訪れると信じて種を蒔き続ける使命が。


義務感ではなく使命感と楽しさで。

私はまた一人、過疎地で土壌を耕し続ける。

ありがとうございます!生きる励みになります。