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支援者を強化することが大事

うつ病予防を広めている、時任春江です。
うつ病予防というと、どうも、うつ病患者さんを治療する話なのか?と思われがちです。
そうではなくて、発症しないように予防するための考え方や方法を広める活動をしています。

今日、たまたま見ていたテレビの内容、まさしく、うつ病予防と同じ視点だと思いました。

若者の生きづらさ

直木賞作家 #西加奈子 さんのNHKニュースウォッチ9でのインタビュー。
「日本の若者の生きづらさ」をテーマにした長編小説「夜が明ける」
描かれているのは現代の若者を取り巻く「貧困」「虐待」、そして「過重労働」
https://www.nhk.jp/p/nw9/ts/V94JP16WGN/blog/bl/pKzjVzogRK/bp/pKArYVZ94q/

西加奈子さんから2022年の若者たちへ

「夜が明ける」執筆は、
生きづらさの中にいる若者が、ひとりでも楽になってほしい、そんな祈りの思いで書かれたそうです。
しかし、一点、反省もしておられます。
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「苦しかったら助けを求めろ」ではなく、
「苦しんでいる人がいれば助けろ」という言葉を書くべきやった
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苦しんでいる人は助けを求められない

苦しんでいる人は、孤独で孤立化しているから、自分から助けてほしいと言えない。
うつ病は、その病気がゆえに自分の状態を客観視できず、周りに助けてと言えないから重症化してしまう。
だから、
「苦しかったら助けを求めろ」ではなく、
「苦しんでいる人がいれば助けろ」

だから、
「うつ病になったら病院に行け」ではなく、
気づけずに周りに助けを求められないだろうから、
「うつ病にならないように周りが助けろ」
なのです。


だから、
「うつ病にならないためのアドバイザー」ではなく、
「うつ病に『させないため』のアドバイザー」なのです。

若者の生きづらさ支援も、うつ病予防も、
周りの人が、どう関わるか?が大事です。

うつ病予防と若者の支援、考え方が同じだったことが、間違いないと言っていただけているようで嬉しかったです。

お読みいただきありがとうございました。

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よろしくお願いいたします。
時任でした。

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