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一つのコミュニティに長く留まれない

これまで様々な趣味のコミュニティに入ってきた。
だが、一つのコミュニティに長く留まれたためしがない。

いつもコミュニティに入った直後は、割とすんなりと馴染むことが出来る。
しばらくはワイワイと楽しむ。
だが、ある時突然飽きてしまうのだ。

「この話題前にも見たな」とか「なんかこのコミュニティ同じ話ばっかりしてるな」とか思い始めてしまう。
そうなると”飽きの始まり”だ。

別に同じ話題を繰り返しても楽しければそれでいいじゃない、と思う。
だから毎度同じ話をしている人達を非難するつもりは全くないし、むしろそれでいいじゃないかと自分に言い聞かせたくもなる。
コミュニティが長く続けば続くほど、話題というのはある程度ループするものだ。

だが、どうしても飽きの感情が上回る。
私の性質として、基本的に新しいものを常に追い求めたいからなのかもしれない。

成熟したコミュニティ

コミュニティはある程度成熟すると、メンバーの中で結束感が生まれる。
私はあれがめちゃくちゃ苦手なのだ。
誰かが「俺たち仲間だよな!」といったニュアンスの言葉を発すると、心の中で「一緒にしないでもらえないか?」という感情がふつふつと湧き上がってしまう。

そもそも本当に仲間ならいちいち「俺たち仲間だよな!」なんて確認する必要はないのではないか、という気持ちもある。
なんとなく集まってなんとなく一緒になんかやって気付いたら仲間になってた、とか
「仲間?あ~~~~そうなのかな」くらいのテンションの方が人間関係長く続く気がする。

あとは、成熟したコミュニティ独特の内輪ノリも苦手である。
なんでなのかは自分でもよくわからない。

前に自分の管理していたコミュニティで、新しく参加した人に常連の人が「ここには◯◯さんって人がいて~、面白い人なんですよー」と言いながら◯◯さんの面白エピソードを聞かせていた事がある。ちなみに話題の◯◯さんはその会話の中にはいなかった。

いや、その説明いらねーけど。

本当に◯◯さんが面白い人なら、新しい人が実際に話した時にすぐわかるし。
ただの身内ノリのひけらかしというか。

その説明をしている現場に居合わせた時、もし私が新規に参加した人の立場だったらもうここには来ないだろうな、と思った。
というわけで黙って話を聞きながら内心ブチ切れていた。
ここで上手く話題を逸らせなかったのは私の力量不足ではあるのだが。

あと内輪ノリの大嫌いなところ。
外に出すな。これに尽きる。

ディズニーランドでの学生の迷惑行為とかも内輪ノリが極まった一つの形だよね。
本人達はただ内輪で盛り上がってるだけで他の人の事は一切見えてない。自覚ない。
公共の場だろうがどこでもイチャつくカップルと根本的に同じだと思う。

許せる内輪ネタ

内輪ネタといってもなんでもかんでもつまらないものではない。
面白い内輪ネタの例としては、深夜ラジオ。

深夜ラジオこそ内輪ネタの宝庫だが、私は深夜ラジオのノリは大好きである。
パーソナリティが面白い事やってる→リスナーが面白い事に乗っかって面白さが広がっていく→新規リスナーも楽しい
という構図が出来ているからかもしれない。

動画配信とかだってそうだし。
面白い人は内輪ノリ交えてても面白いし、つまらん人はつまらん。

そりゃ芸人とか有名人が面白い事やってたら面白いに決まってるか。
それと一般人を比べてしまうのは酷かもなぁなんて思いつつ。
結局はパーソナリティの力量次第な気もする。

”よくわかんない人”くらいがちょうどいい

まあそんなこんなで一つ所に留まれたためしがない。
いや、自分が運営してたコミュニティは5年以上続いてはいたが、途中で明らかに嫌になっていた。
結局ほったらかして整備するのも面倒なので自分で閉鎖した。

コミュニティにある程度在籍していると、見えてくるものがある。
「この人とこの人は実は相性悪いんだろうな」とか「この人はこんな事考えてる」とか。
それが全てめんどくさくなってくる。

表向きは仲が良い、平和でも…。
その平和の裏では、誰かの我慢が存在していたりする。
喧嘩がないのはいいことだが、これってディストピアでは?という疑問も付き纏う。
考えるのがめんどくさくなって「方向性の違い」という言葉で片付けてそっと姿をくらますのであった。

一つ所に留まるよりはたま~にふらっと顔出して「こいつ誰だっけ?」って思われるよくわかんない人の立ち回りをしてた方が性に合ってるんだろうなとつくづく思い知った。

飲み屋でほぼ毎日顔出す常連客じゃなくて、何ヶ月に一回か現れる感じの。
バンドのコアメンバーじゃなくて、たま~に現れるサポートメンバーとかそんな立ち位置。

これからもふらふらしながら生きていこう。



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