出版社編集者の仕事と責任 〜みんなの知らない出版の世界シリーズ#34〜
みなさん、こんにちは!UTSUWA出版編集長の岩井です。
『みんなの知らない出版の世界シリーズの第34弾』をお届けします。テーマは「出版社編集者の仕事と責任」です。
出版社編集者の仕事は【森と木を行き来すること】です。
「木を見て森を見ず」という言葉があるように、細部ばかりを見て全体が疎かになってはいけませんが、一方で細部も丁寧にしなければなりません。
今日はそんな出版社編集者の仕事についてご紹介します。
出版社の苦悩とやりがいはこちら↓
編集者の仕事は全体と部分のバランスを取り続けること
まずは一冊の本を作る際の、編集者のおおまかな仕事を見ましょう。
著者さん、プロデューサー、ライターとともに「企画」を練り上げる
著者さん、プロデューサー、ライターとともに「構成」を作り上げる
ライターが著者さんの話を聞いて原稿を執筆
編集者が原稿を確認
著者さんが原稿を確認
※以降4~6を繰り返す
原稿の全体が出来上がったら、通しで読んで確認する
編集者はまずライターが書いた原稿をチェックし、その後に著者さんに原稿をお渡しします。
UTSUWA出版では、原稿が著者さんの伝えたいこととズレないよう、1章ごとに原稿を編集者と著者さんでチェックしています。
各章ごとのチェックはいわば「木を見ること」なのです。
そして原稿が一通り出来上がった際には、最初から通して読み直してチェックをする、これが「森を見ること」です。
全体と部分を両方チェックすることの難しさ
しかし、中には「森を見た」ときに、整合性が微妙に取れていない、章の繋がりが感じづらいことがあります。
章単体であれば内容に問題がなかったところ、全体で見ると、前に出た文章と重複していたり、前後の章と時系列がテレコになったりすることが原因です。
ときには内容の大幅な見直しが必要なときもあります。
木(部分、章)を見て、木のチェックをすることは大切です。
一方で森(全体、本)を見て、本のチェックをすることも大切です。
どちらか一方だけを頑張ってしまうと、
・内容の整合性がない、メッセージが一貫していない(全体の問題)
・誤字脱字が多い(部分の問題)
などが生じます。
だからこそ、編集者は各章をチェックするときも常に本の企画、構成を念頭に置かなければなりません。
また全体をチェックするときも、誤字脱字、不正確な表現がないか、常に細部に気を配らなければなりません。
編集者は、本の内容の総責任者です。
大変な仕事で責任も大きいからこそ、その分のやりがいも素晴らしいのです。
編集者の仕事で最も大切なことはコチラ
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