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出版社編集者のスケジュール管理  〜みんなの知らない出版の世界シリーズ#35〜

みなさん、こんにちは!UTSUWA出版編集長&世界一周中の岩井です。
みんなの知らない出版の世界シリーズの第35弾』をお届けします。テーマは「出版社編集者のスケジュール管理」です。

編集者は原稿の責任者です。

もし著者さんが「特別な日に出したい」「この日までに本が必要だ」とした場合、編集者は全力でその要望に応えるためにスケジュールを組みます。

今回はスケジュールの管理方法、そして「著者さんと原稿のやり取りをするうえで絶対にしてはいけないこと」をお伝えします。


出版スケジュールの最優先「原稿&表紙の完成」

出版するうえで、必ず必要なものが「原稿」と「表紙」であり、当たり前ですが、これがなければ出版は不可能です。

著者さんの出版日が近い場合は、まずは原稿の作成期限を決めて、原稿と並行して表紙を作成していきます。

「え? 本の内容ができていないのに表紙を作れるの?」

基本的には原稿の後ですが、企画が練りに練られている場合はどのような本になるのか、ある程度想像できるのです。

そのためタイトルやキャッチコピーを事前に考えられ、あわせて表紙も事前に作られます。

ただ、難しいのは原稿です。

著者さんだけが書くものであれば問題ありませんが、たとえば
・イラストを含める(デザイナーに依頼して)
・推薦者の声を載せる
などの場合は、そちらの期限も切らなければなりません。

つまり著者さんの協力はもちろん、関係各者の協力も仰ぎつつ、並行して進めていく必要があるのです。

出版社編集者のスケジュール管理「原稿は常に必ず"1つ"」

ただ、並行して進めていくうえでも、絶対にやってはいけないことがあります。

それは「著者さんと編集者が同時に原稿をチェックすること」

同時にチェックしてしまうと、
・誰が、どの部分を修正したのか
・誰が、どの部分を追記したのか
の確認が非常に難しくなり、結果的に見落としが生じてしまうのです。

そのうえ、
「あれ? この文章は消したはずなのに、戻っている」
「この修正依頼が対応されていない」
などの事態が起きて、著者さんと編集者の間で不信感が生まれかねません。

どれだけタイトなスケジュールになろうとも、常に原稿は"1つ"であり、誰の手元にあるのかを明確にしなければなりません。

本を作るうえで核となる原稿、そしてその責任者となる編集者。

仕事は大変ですが、とても充実感のある仕事です!

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