花粉から目を守ること[2019・4~]

2月に出版された絵本『ねずみのシーモア』のブックデザインを担当しました。
絵の中に隠されたあれこれや、これからの原画展巡回の予定について記しています。


桜の季節、多くの人が悩む花粉症。かくいう自分も20年前に罹患してから毎年、鼻炎=頻発するくしゃみと止まらない鼻水に苦しめられてきました。寝起きから始まって一回に5~6連発のくしゃみが、一日最低5セット。シーズン中はずっと鼻水たらたら。一旦アレルギーのスイッチが入ると、鼻の奥が炎症でちょっとした香水などの匂いにも反応してしまい、薬も民間療法もマスクも全く歯が立たないのが常でした。

しかし……今年に入ってある対策を試したところ、長年悩まされてきたアレルギー性鼻炎の症状が劇的に改善したのです。その対策とは……???

花粉から目を守ること

でした 🙂

花粉アレルギーの代表的な症状として、鼻水・くしゃみとともに、目のかゆみが挙げられます。花粉に対してダイレクトに症状が出る場所が“鼻”なので見落としがちですが、花粉は鼻と同じくらい実は目からも入ってくるのではないでしょうか。鼻や口をマスクでカバーして、それでも花粉アレルギーに悩まされるとしたら、多くの人が対策している鼻よりも、目からの花粉の侵入を防ぐことが重要なのではないか、と。花粉が到来した3月中旬後、街ですれ違う人々が厳重にマスクをしているのに、目が一様にパッチリがら空きで無防備に近かったのを見たのがヒントになりました。

そんなことを思いつつ早速始めた、目の洗浄(アイボンなどの市販の洗浄液を使用)が予想以上の効果を発揮し、信じがたいことに毎年苦しんでいたひどいくしゃみや鼻水が全く出ない日が増えました。朝晩と、外出からの帰宅時、目がかゆくなりそうだな~と感じたときに一日3回から5回、目を洗うだけ。昨年の余りの飲み薬(ベポスタチン)も症状がひどい日や、家から長時間外に出る前に飲むだけで、今シーズン飲んだのは3月中旬から数えてまだ10錠程度。今年はまだ病院に一度も行ってません。

結局、飲み薬も点鼻薬も目薬の使用もアレルギーが起こった後の対症療法でしかなく、抜本的には花粉を体内に入れないことが自分には大事だったんだと思います。

今年から、JINSで作った度付きの花粉用メガネも使っています。でも、使い始める前に目の洗浄によりアレルギー症状が大方改善してしまったため、このメガネ単体でどれほど効果的なのかは不明です。目の周囲を覆うことで、普通のメガネに比べて密閉とはいえないまでも、幾分は花粉の侵入を防げているのではないかと想像します。

人によって花粉アレルギーの症状もその対策も様々。ぼくの場合は鼻がデリケートなため、鼻うがいや鼻ワセリンはかえって炎症を刺激してしまうことにつながり逆効果でした。時々話題に上るヨーグルトなどの食品による改善も全く効果なし。それぞれの症状や体質に応じた解決策が見つかることを願ってます。

何もかもが奇跡的。鞘師里保の殺し屋の目がトラウマになりそうな、ひなフェスハロプロプレミアムの感想はまたの機会に。

[2019/6/2追記]

記事のテーマと内容を意図的に分けて検索避けを狙っているので、花粉症でここにたどりつく方は数少ないと思いますが……アレルギー対策の後日談です。

上に挙げた、花粉メガネと目の洗浄でアレルギーを防げたのは、スギ花粉が飛んでいた4月下旬まででした。多くの人がスギ花粉を感じなくなり始めた4月下旬からGW頃まで、かなりアレルギーの当たりがキツいというか、それまでの対策が通用しない時期がしばらくありました。

決定的だったのはGW前半、泊まったホテルの部屋に消臭芳香剤が散布されていて、その匂いで鼻がやられ毎日のくしゃみが止まらなくなりました。目のかゆみが全くないため、それまでの目を守る対策も無効で、花粉由来のアレルギーとは別のフェイズに突入してしまったことが感じられました。

一応この時期の主な症状は、くしゃみ(一日3セット・各4~5発)、頭皮や肌、お尻の穴等のかゆみ。5月半ばに病院でもらった薬の副作用で眠気と無気力が収まらなくなってしまい、下旬にようやく薬を元に戻して、とりあえずいまはなんとか小康状態といったところです。例年、夏までにはアレルギー症状は収まっているので、このまま薬でやり過ごすしかないかなあ、と。

GWのファ○リーズ攻撃がなかったらどうなっていたかが気になるのと、やはりアレルギー検査などで、きちんと自分のアレルギーの正体について知っておくべきだと思いました。


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