アザナエル
特撮というバンドの2nd Album『ヌイグルマー』に収録されている “アザナエル” 。
ギターのナッキーことNARASAKIがボーカルをとっている曲です。
作詞はもちろんオーケン。
とにかく、良いです。
最初聴いたときは女の子かと思ったくらい、舌っ足らずで甘い声。
私は基本的にやる気のない歌い方するボーカルってあんまり好きじゃないんですが、これはなんかグッときました。
ナッキーの“誰に聴かせるわけでもない独り言のような歌声”と、オーケンの書く“誰にでも当てはまるけど個人的な歌詞”が本当にピッタリ合っていて、じんわりと自分の胸の中に溶けていくような感じがします。
一方で、“オーケンのアザナエル”という曲も存在します。
これは『初めての特撮 BEST vol.1』というベストアルバムに収録されています。
タイトル通りオーケンがボーカルをしています。
こちらはナッキーとはもう、別物。
泣きます。
ナッキーのアザナエルが独り言ならオーケンのアザナエルはちゃんと相手がいる感じ。
語りかけられている気さえしてきます。
少しはにかんでるような声で、なんとも愛おしそうに歌うのが印象的です。(普段とのギャップが良いですね)
同じアザナエルでも、ナッキーはなんだか親近感が湧くイメージで、オーケンはオーケンの吐露っていうイメージ。
ボーカルが違うだけで全然曲の捉え方も変わってくるのが面白いです。
それと、そもそも曲が素晴らしいので、誰が歌っても名曲になっちゃうかも。
エディとARIMATSUさんのアザナエルも聴きた〜い!
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