久々にバク転がしたい
「サークルに入らないまま学生生活が流れていったよ…」と嘆いてみたら、ブレイクダンスをやっている後輩に入ってみないかと誘われてしまいました。ブレイクダンスというものが何なのかはっきりとわからなかったので聞いてみると、手で体を支えて反転させたり、体操の技を決めるようなものを言うようです。
今週土曜日、彼女が11月祭のステージに上がるその時には、僕は友人と雀荘に行く予定を入れてしまったので、とりあえずYouTubeのアーカイブを見るよと話して事は収まりました。
それからしばらく、「体操の技」という言葉がずっと引っかかっていました。というのも昔、トランポリンのあるような教室に通って体操をやっていたので、全盛期には外でも当たり前にバク転ができていたんです。中学2年生ごろが一番体も軽くうまくできていたのですが、次第にやる機会が減り、それに合わせて体が大きくなり体重も増えていく中でいつしか自信を失っていました。高校の途中には、もうやる勇気がなくなっていたと思います。
もし、もし万が一このタイミングで後輩のサークルに入るのであれば、あの日のようにバク転がもう一度できるようになりたい。そう思った僕はひとまず家の布団で練習してみようと思い立ちました。
帰宅して布団の上に立ち、手を前に伸ばして勢いをつけて。あとは飛ぶだけ。
こわい。やっぱりできません。
そもそも後ろにジャンプして、ちゃんと全身を半回転させられるのかどうかの自信がありません。そこでもう一段階ハードルを落として、立位の状態から背中を曲げてブリッジ状態になり、そこから足を蹴って全身を後ろに送る (つまりバク転の動きを、ジャンプをなくした状態で再現するということです) ことができるかどうか試してみました。
まずは立った状態からブリッジ。かなり背中は痛いのですが、とりあえずどうにか出来はしました。曲がりなりにも体操教室に通ってきた地肩がどうにか残っていたようです。続いて後ろに起きあがろうと思ったのですが、どうにも手と足の距離が遠すぎて、とても足に力を入れられる状況ではありません。
そこで気がつきました。
めちゃくちゃ体が硬くなっているんだ、自分。
急いで準備運動をしてみると、体の硬いこと、硬いこと。
柔軟はもちろん、屈伸をするだけでも体のサビつきを感じます。おそらく運動をしていなかったせいで動かしていない筋肉が増えてしまったんでしょう。
ひとまずバク転はおいといて、今は毎日準備運動をして、体を柔らかくすることに全力を注ごうと思います。しばらく続けて柔軟性が上がってきたら、まずはブリッジからの後ろ起き上がりができるかどうか試していきたいですね。
思った以上にバク転成功への道のりは遠そうです。