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「パオパオチャンネル」と「YOASOBI」から見る、男女ユニットグループの理想形

僕の高校生活を彩ったYouTuber、「パオパオチャンネル」をご存知でしょうか?

もともとニコニコ動画で踊ってみた動画を投稿していた、ぶんけいさん (男性) と@小豆さん (女性) からなる男女ユニットです。YouTubeに参入してからは踊ってみた動画にとどまらず、企画やコラボ動画も数多く手掛け、2019年1月にはチャンネル登録者100万人を達成しています。

しかしながら同年6月、お互いのやりたいことを見つけ、またそれぞれのソロ活動に専念するため、無期限の活動休止を宣言。当時僕は大学受験真っ只中でしたから、相当なショックで参ってしまいました。一方でYouTubeからの本格的な脱却をはかれたという点では、怪我の功名だった面もあるのかもしれません。

その後1年ほど音沙汰なかったのですが、2021年1月、唐突に復帰宣言。といっても毎季節に数本ずつ動画を上げていくというスタイルだったのでそう多くはありません。結局お互いの活動を優先するため、2022年4月、ついに「終了」の宣言をするに至りました。

今もお互いの活動は続いています。@小豆さんはvlogや本職の踊ってみた動画、ぶんけいさんは一人で語る動画やラジオの動画などを投稿しています。僕はどちらかというと2人が織りなすリズムや雰囲気が好きだったので、個人の活動にはあまり目を向けられていません。

現在、お互いの個人チャンネルの動画の再生回数はユニットの頃と比べると大きく低下しています。お互いのチャンネルの再生回数を足しても、あの頃の数字には遠く及びません。


さて、タイトルにもある通り、YOASOBIさんの話もしないといけませんね。こちらは現在も活動中で、Ayaseさん (男性) とikura (幾田りら) さん (女性) からなる男女ユニットです。今や日本を代表すると言っていいほど有名なアーティストとなりましたが、「夜に駆ける」を聴くまでは知らなかった人も多いのではないでしょうか。

こちらもお互いソロでの活動も行っています。が、YOASOBIとして出した動画の再生回数には届いていません。聴いてみるとどれも素晴らしい曲で、もっと伸びてもいいのに、と感じてしまいます。


2つのユニットに共通する点。それはやはり、2人の役割分担が徹底されている点でしょう。女性がエンターテイナー、あるいはパフォーマーとしての役割を果たし、男性がそれを後方から支援する、いわばブレーンのような立ち回りをする。どちらのグループもこの基本的な形を崩していません。

一方でこの役割分担のために、2人いないと最大限の力が発揮できない、あるいはそう見える状態になっていると推測します。それはひとえにお互いがお互いの力を存分に高め合ってこその結果でもあるのですが、どうしてもソロの活動だと物足りない、と思われてしまう状況が実際問題生じているように感じます。再生回数の如実な差からも、この男女ユニットの抱える問題が浮き彫りになっているわけです。

とすれば存続のために必要なのは、2人で創り出す時間を大切にすること、でしょう。今年の超大ヒット曲「アイドル」にとどまらず、YOASOBIには今後も2人で一丸となって素晴らしい楽曲を制作してほしいものです。

パオパオチャンネルはお互いの個人の活動を優先したためにYOASOBIとは異なる道を辿ることになりました。しかしながらその良し悪しは僕が決めていいことではありません。今回話しているのはあくまで世間的な人気や経済効果に重きを置いた考え方であって、本当の意味で大切なのはお互いの気持ち、そして何をなしたいのか、なはずです。


YOASOBIのお二人、そしてぶんけいさん、@小豆さん。
彼ら彼女らが、これからも私たちになんらかの形で想いを届けてくれることを願っています。

2組のコラボ (になるのかなこれは) 動画を貼り付けて、締めとします。

おわり。


最後に

僕にとってパオパオチャンネルは青春そのものでした。なんでもない深夜に出会ったことも、毎日欠かさず動画を見たことも、春の終わりとともにうっすらと消えてしまったことも、かけがえのない思い出です。チャンネルが終了してしまってすごく悲しいですが、あの時の日々はひとときの夢のようなものだったのだと、今はちゃんと自己完結できています。
たくさんの笑顔をくれてありがとう!

全てのパオちゃんずに幸あれ。


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