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深夜のドンキホーテは金髪で溢れていた


ドンキホーテに行ったきっかけ

2週間ほど前に髪を染めました。ブリーチを2回かけていただき、その後にグレーとベージュを混ぜた薬をつけると、それはまあ綺麗なミルクベージュの髪になりました。実はブリーチは2回目なのですが、前回は1度しかブリーチしなかったこともあり十分に髪の黄味が抜けず汚い色になってしまい後悔していたので、今回は想像以上の出来でかなり気に入っていました。

このままずっとこの髪色で過ごしたかったわけですが、一つ大きな問題が立ちはだかります。アルバイトです。
私が働いているところでは髪色の指定があり、金髪はその基準を大きく逸脱しています。これまで院試勉強のためという名目で長い間休みをいただいていましたが、それも昔の話。日曜日までになんとか髪を黒くしないといけないことになっていました。

とはいえ今は時代も進んでいますから、いろいろと策を講じることはできます。
まずはカツラ。幸い1つ、ネットで買ったそれなりにいいやつを持っていたので被ってみたのですが、もみあげと襟足の髪が長くカツラで隠し切ることができません。その上カツラって正直かなり暑いんです。人工のゴムを使っているので若干の違和感もあります。長時間のバイトを考えると、周りから気づかれる危険性も自分への負担も大きすぎると思い諦めました。

次に考えたのがへアスプレー。一時的に髪を黒に染めて、洗えば落ちるという文言を見て買ってみました。ところが念のためと思い土曜日の夜に試しがけしてみると色ムラが激しく毛先まではうまく黒くすることができません。私が下手くそなのかもしれませんが、とにかくスプレー1つで金髪を完全に黒に染めるのはほぼ不可能だと悟った私は、まだらに黒くなった金髪をそのままにして帽子を目深に被り、夜の街に繰り出しました。

私の目当ては黒染めカラー剤。金髪を維持することはできませんが、どちらにせよこれからバイトが定期的に入ることになっているのでむしろ好都合です。夜も10時を過ぎ、スーパーもドラッグストアも閉まり始めていた頃でしたが、私には一つ大きな当てがありました。

それがドンキホーテでした。あそこはたしか深夜3時ごろまでやっています。その上ほしかった特濃アップルソーダもレッドブルも、ドンキに行けば置いてるはず。家からはやや遠いくらいの位置にありますが、自転車ガチ勢の私にはもはや苦ではありませんでした。

土曜深夜、ドンキの中は

15分ほど自転車を走らせて無事ドンキに到着。車もたくさん停まっていて、「ドンキの真骨頂はやはり夜なんだ」と心の中で呟きました。

中に入ってカラー剤のコーナーを探すわけですが、途中複数の金髪男集団とすれ違いました。みなさん大体高校生〜大学生に見え、3〜4人の集団を作ってうろうろしています。深夜のドンキはヤンキーの巣窟とどこかで聞いたことがありましたがまさにその通りです (ヤンキーじゃないかもしれないけど)。特に絡まれたりはしませんでしたが、声をかけられないように終始イヤホンをつけていました。

一方で周りからは私も金髪の男性とみなされていて、しかもその男性が黒染めのカラー剤を買い物カゴに入れているわけです。皮肉というか情報過多というか、とにかく異様な状況に一人でツッコミを入れながら、お目当ての飲料も無事見つかって会計を済ませ、悠々と家に帰りました。


というわけでカラー剤を購入したうつろさん。家に帰ってこれから黒染めを始めていくわけですが、ここでもまた一悶着ありました。いい文量になったのでこの先はまた明日お話しします。
それではこのへんで。



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