未知の挑戦 武道の求道

今月から合気道をはじめます。


これは数年来ずっと始めたかったこと。なぜに合気道かといいますと、いざというときに自分や人を守るための能力がほしかったからであり、胆力を鍛えるためであり、人間の本質をつかむための鍛錬をしたかったから。

きっかけは経営を学んでいたときに、稲盛和夫氏が中村天風師に学ばれていたことを知り、その天風氏が懇意にしていた植芝盛平翁から合気道につながって、関連する本を読んで以来のこと。
武道なのに戦わないという合気道のコンセプトは、まさに私の求める方向性であり、和の精神にのっとって死ぬまで求道の精神で向き合うことができるのもまた魅力でした。
はまればこれで老いてただ朽ちる心配も少かと。


加えて、独立してこのかたこの世知辛い世と向き合い、生き抜き、大切な人達を守るためには、実際的な「力」が必要だとも感じたことも大きな理由。
とは言え、空手とか格闘技とか、筋骨隆々となったり単純な戦闘能力を高める強さはどこか違うと思ってまして。強くなるのも自分へ負荷をかけるのもいいのだけど、どこか人の本質を考えるうえでちょっとつながりにくいのと、老人になっても続けられるかと考えるとちょっと疑問だったのですね。


さらに、いろんな継承者の方々と話しをする中で、新しいことの挑戦の重要性をひたすらにお話しすることがあります。時代にあわせて、変化にあわせて、成長にあわせて・・・。新たな挑戦はどんなタイミングでも必要になってくるものです。そんなことを語る自分が、いまは大変だからと、「ずっとやりたい」って考えてることに挑戦しないのもどうかなぁ、と常々感じていました。

5年前の独立、3年前の法人化、今年は武道へ。
やはり挑戦を重ねていかんとあかんなと。


第一領域にふりまわされとる、と泣き言を言うてた私ですから、そりゃきつい。
でも人生選択肢を選ぶとき、どっちかというとしんどいほうを選んだほうがいい、という教えはいろんな方が仰られるとおりで。さらにその根本的なその考えは祖母から仕込まれたもの。つらくとも新しいことへの挑戦は、きっと私の人生を豊かにしてゆく第一歩なのです。

ここしばらくは合気道にはまりたい。
そしてまた数年後、新たな挑戦を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?