うつほの杜学園(仮称)学校設立プロジェクト
世界、地域、自然とつながり
みんなで学ぼう、創ろう、冒険しよう
みなさまはじめまして。うつほの杜学園設立準備会の理事長であり、この度全くゼロからの学校づくりに挑戦中の発起人、仙石恭子と申します。
私たちは今、和歌山県田辺市中辺路で、世界、地域、自然とつながり探究型グローカル教育を行う小・中9年間の義務教育学校として2025年4月開校目標に全くゼロからの学校おこしに挑戦しています。
学校設立プロジェクトは、2020年の8月の新型コロナで世界パンデミックが起きている渦中、「無いと思うなら自分で学校を創ろう!」と思い立ったところから始まりました。
私は3年前に、「知ろう、考えよう、創ろう、みんなの教育。」と訴えました。その結果、3年半の月日が流れる中で一人で造った夢の学校構想はみんなの学校おこしへと変わり、普段は接点の少ない多くの立場の人が知恵や力、そして資金を出し合い一丸となって学校を共創することにより、この学校がいよいよ現実になろうとしています。
なぜ現実になろうとしているのかを今改めて考えると、これだけ秒速で変化する社会や国際情勢の中、親御さん、教育家、教員、政治家、企業、クリエ―ターが、戦後日本が築いてきた「教育」とそれを取り巻く「社会の仕組み」が変化していく必要があることを、本当にみんなが痛感し、このままではダメだと思っているからです。そして日本の不登校の子どもの数は現在約30万人。そう、これだけの子ども達もまた、無言で叫んでいるのです。
なぜ探究型なのか?
私は大学時代にはじめて今「探究」と呼ばれている教育を受けました。それは課題解決をしながら自分自身で考え、学んでいく教育を受けました。それまでもずっと学習してきたはずなのに、その学びの真ん中には自分が不在、つまり自分の「なぜ?」に意識を向けることや、そこから次に学ぶことを自分で考えて行動してみたり、自分の考えを言語化したり、言葉に出す機会がほぼ皆無であったことにその時気付きました。
教授の方々はコーチング役でした。大人が学生を肯定し、信じ、学生が未来を創っていくんだということを日々語られました。そして学生たち自身から生まれたプロジェクトを励まし、サポートされていました。
その4年間で受けた教育はその後の生き方を変えるものとなりました。自分達がみんなで社会を創っていくのだ、創っていけるのだ、という共同体の意識と自信が芽生え、そして卒業後もずっとそのために学び続ける自分がいる事にも気付きました。
私たちが考える教育は、子ども達が大人になって社会に出るための準備どころか、子どもの時から社会とつながり探究し、みんなでみらいを創造しながら学ぶことそのものです。その社会=Communitiesとは、世界と地域両方であり、そして忘れてはならない、私たちがその一部である自然ともつながる。これが私たちの考える探究型グローカル教育です。
子ども達が世界、地域、そして自然とつながり学んでいく環境づくりを行いサポートすること、そして彼らを心から信じ、彼らのそれぞれの学びをサポートすること。それが私たち大人の役割です。
そしてうつほの杜学園が開校したら、今度は子ども達と一緒に
より良い未来のための教育と社会を創り続けていきます。
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