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3人姉妹の長女「だった」ボク(1)

こんばんは、ミズキです。

ここ最近はずっと雨が続いていますね。
僕は雨が降ったら次は晴れると信じて日々過ごしております。

さて今日は僕の根幹に関わるお話をします。
僕を語る上で一番外せない部分だと思っています。
正直こんな早い段階で書くべきか迷いましたが、一番キーボードを
打つ手が進みそうなのでこのタイミングで書くことにしました。

よければお付き合いください。

3人姉妹の長女として生まれる


まずはタイトルの説明からしていくと、僕は28年前「女の子」としてこの世に生を受けました。
現在は男性として社会生活を送っておりまして、見た目で女性と言われることはほぼなくなりました。

妹が2人いるので元は3人姉妹で僕は長女でした。
特に小さい頃から自分のことを男の子だと思っていたわけではないのですが、男の子遊びの方が好きで、おままごとも進んで「お父さん」か「お兄ちゃん」の役をしていました。

当時好きだったのは「ポケモン」「デジモン」「遊戯王」などの男の子寄りのカテゴリ。
印象に残っている記憶はポケモンのゲームをするとき最初のキャラクター選択で、男の子を選びたかったけど周りの目を気にして女の子を選んでいたことです。

服装もスカートは一切履かずに、ズボンが中心の生活を送っていました。

こんな感じで好きなもので女の子寄りのものがなかったです。
人形遊びとかも全く興味がありませんでしたね。。

小学校~中学校

小学校に上がると短髪でジャージを着て登校する生活を送っていました。
陸上をやっていたので余計にですね。

当時はあまり自覚がなかったのですが、今振り返ると女の子ばかり気にしていました。
男の子にはミリも興味なし、気になる女の子の姿をひたすら目で追うようなことをしていました。笑

それでも小学校は特に大きな変化がなく過ぎていったように思います。

変化が訪れたのは中学生になってからです。
思春期真っ只中で感情の揺れも大きい時期。
僕は3年生になってから初恋というものを経験するのですが、自分が女の子でありながら女の子を好きになることにとても戸惑ったことを覚えています。

3年生にもなると周りの女の子たちは恋バナで持ち切りになっていました。
僕も当時は女の子でしたので、合わせるように架空の好きな人をつくって周りに嘘をついていました。
友達も真剣に応援してくれていたので、今思うと少し申し訳ないという気持ちにもなります。

それでも自分の本当の気持ちは無視できませんでした。
相手に気持ちを伝えることはしませんでしたが、あの気持ちが僕をひとつ成長させてくれた気がします。

このあたりは僕に本当に大きな影響をもたらしてくれたので詳しく書きたいのですが、主旨が違ってきてしまうので別の機会にします。(^^;)

高校

中学生で初恋を経験と前述しましたが、自覚に至ったのは高校生になってからでした。
とにかく戸惑いと誰にも相談できない苦しさでいっぱいで。
自分はこれからどうやって生きていったらいいんだろう。
当時は知識が全くなかったので、こんなことで悩んでいるのは世界で自分だけだとさえ思っていました。

ある日あまりにも悩んでいる僕の姿を見かねた友人が
「話してごらんよ」と声をかけてくれました。
僕もひとりで抱え続けるにはあまりにも限界が近づいていたので、意を決して話すことにしました。

女の子なのに女の子が好きなんだと打ち明けると、友人は笑ってこんな言葉をかけてくれました。


「なぁんだ、そんなことか~」


僕はこの言葉に呆気にとられてしまったのですが、今思えばそれくらい軽く受け止めてくれたことが当時の僕にはどれほどの優しさだったかを今でも痛感します。

全く悩まなくなったと言えば嘘になるけれど、僕は僕自身を肯定することが少しずつできるようになっていました。

高校時代の友人に出会っていなければ、今どうやってここにいるか想像できません。

あとがき


ここまでが僕が性別を変える前のお話です。
こうやって振り返ってみると今なら「誰を好きになってもいいじゃん」と言えるけど、当時周りに僕と同じような人は目に見えてはいなかったんですよね。
だから大人になった今の僕にできることを少しずつやりたいのです。
それが僕がnoteを書く意味でもあります。

少しでもこれを読んだ人に何か伝わるものがあったらいいなと思っています。

次回は性別を変える部分のお話です。
読んでいただけたら、嬉しいです。

※この話はあくまで一個人の経験談です。
 すべての人にあてはまるわけではありません。



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