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顧客目線を忘れないために、チラシにこの欄を用意しておくと良いよという話

先日、友人からイベントの案内チラシが回ってきたのですが、そこに

参加者の声(予想)

という欄がありました。

これが第1回目なので参加者の声などあるはずもないため、将来的に差し替えることを想定したのか、ユーモアがあるのか。
とにかく面白いなあと思ったのですが、実はこれ、ものすごく大切な考え方であることに気が付きました。

参加者の声を予想することの意味

参加者の声(予想)を書くためには、どんな人が参加して、どんな感想を持ったかを予想しなければなりません。これは極めて重要な二つの要素

「顧客が誰か」
「どんな価値を提供するか」

を、かなり具体的なレベルまで想像する必要があります。

「30代男性に、マーケティングの基礎を知ってもらう」

などというぼんやりしたレベルでは「参加者の声」までは書けません。

これこれこういう背景を持つ○○さんが、こういう話とこういう話とこういう話を聞いて、こんな感想と気付きを得て帰っていく。
といった具合に詳細な人物像と、その人物がどんな体験をするのかまでをはっきりと描く必要があります。

つまり参加者の声(予想)を設定することは

「顧客が誰か」
「どんな価値を提供するか」

を具体的なレベルでイメージしなさいという言葉を、ごく自然に意識しながらサービスや商品の開発を進めることができる、素晴らしいツールだと思ったのでした。

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