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「お金」に関する感覚の話

1,000万円を多いと感じるか少ないと感じるか。

かつて大企業に勤めていて、現在はご自身で事業をされている方がこんなことをおっしゃっていました。

「勤めていた頃は、場合によっては億単位のお金を普通に動かしていたから、特に多いとは感じなかった。独立した今は、ものすごく多く感じる」

単なる書類上の数字なのか、会社の生命線なのか。
他人(勤務先)のお金なのか、自分(の会社)のお金なのか。

売上規模の違いもあるとは思いますが、むしろこういった感覚の違いが大きいのではないかというお話でした。

現金がなくなったら会社は死ぬ

先述の通り、お金というのは会社の生命線です。

よく言われる話ですが、どんなに赤字が続いても、それが理由で会社が倒産することはありません。
どれだけ赤字続きでも、何らかの形で現金を調達できるうちは大丈夫。
しかし、現金がなくなったら、その時が会社の終わりです。
(実際には「赤字が続く」と「現金が減る」は同義になるケースが多いんですけど)

いかに現金を確保するかは、経営課題とか考える以前の大前提です。

現金を使わなくても会社は死ぬ

じゃあ使わずに貯めておけば良いかというとそんな訳ももちろんなく、現金を使わないことは何もしないことなので、そんな会社は遠からず立ち行かなくなります。

よく現金は会社の血液にたとえられますが、私がイメージするのはHP(ヒットポイント)であり攻撃力。
敵の攻撃に備えてHPを温存しなければならないが、使わないと敵を攻撃できないので勝ちはない。敵の攻撃に耐えられるだけのHPを確保したら、残りは攻撃に割り振って一気に敵を倒す(あるいはより多くの敵を倒す)ことを考えるべきです。

経営とは何か?

とは、人の数だけ答えが存在するような問いかけですが

「何に、いくらお金を使うかを決めること」

は、欠かすことができない要素だと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 小難しい話からアホな話まで、気の向くままに書いてます。 「スキ」を押すと、これまでの記事のエッセンスやどうでもいいネタがランダムで表示されます。