右頬と左頬

カルト宗教の家に生まれる。学費高すぎて泣いた〜。

右頬と左頬

カルト宗教の家に生まれる。学費高すぎて泣いた〜。

最近の記事

鬱病で不登校になったら担任の先生の車に乗ることになった話。

中学の時心を病んだ。 原因は今でも分からない。ただ、真面目故無理しすぎる性格と、実家のカルト的教えに抑圧されてストレスがあったのは確かだ。 不登校のきっかけはささいなものだった。友人と喧嘩したのだ。それがきっかけで糸がぷつんと切れた。学校で上手くやっている、という事実が辛うじて私の精神を保たせていたのだろうか。思えばその出来事 の1ヶ月前から、ご飯を食べても味がしなかった。ごはんの味がしないと母に言うと「恋の病だねぇ」と流された。※笑うところです。 結果、病なのには間違

    • 顔も知らない他人に付けられた名前

      親からなにを貰いましたか? 愛ですか?身体ですか? 自分って誰ですか? 人生ってたまに虚しくなりませんか? 自分の名前は親につけられたものではなくて、実家の宗教の教祖様から頂いた名前なんだってさ。 小学校の時「親から貰った名前」って言うタイトルで作文を書くことになった時、先生に「わたしは親に名前をつけてもらってない」といったら凄く困った顔をしていて、 あぁこれは誰にも言ってはいけないんだと幼心に悟った記憶がある。 親に「なんで名前をつけてくれなかったの?」と聞いた時も同

      • 40度の熱が出たときのはなし

        脳が多次元へ広がるのを感じた。まるで自分が自分で無いかのよう。 記憶のないほど昔に聞いた音楽が大爆音でループし、あぁ。人は生まれてからすべての事を鮮明に記憶しているのだと悟った。普段は奥底に鍵を掛けて、閉じ込めているだけだ 例えば過去を全て覚えているとするならば、人間は未来の事も既に知っているのでは無いだろうか。時間は線ではなく点と点だ、と言ったのはどこの物理学者だろう。世界と自分の境界が曖昧になって行く。 そして、わたしは漂う空気の一部となった。 時間という概念は既

        • よく見る植物園の夢

          意識の深い深い所まで潜って、かつての自分を思い出す。 僕は夢想家であった。言葉をつづり、音を編み、空想を描いて楽しんでいた。僕の生み出す独特の世界が好きだった。と僕は今更ながらに気づいた。なぜって、それらは一番もろくて繊細な核心部だったから。 空想の中は、消毒液の匂いがほのかにして、風がやさしくなびいていて、なぜか懐かしい気持ちにさせる。 朽果てた植物園と似ているのだ。 白く割れた瓶。錆びた鉄。空気中の煌めくほこり。部屋の隅はほの暗い明かりが差し込み、枯れかけの植物を映す

        鬱病で不登校になったら担任の先生の車に乗ることになった話。

          自分が憎む人の為に祈る余地

          心優しい人ほど変な奴が寄ってきやすい。弱い人ほど搾取されやすい。 それは人を傷つけない性格が故に、いろんな人があなたに癒されにやってくるから。 受け入れてもらいたい。優しくしてほしい。自分の好きに振る舞える相手が欲しい。 もーーーーそんな人を選んでやってくるやつなんて、論外にも良いところです!が! そういう人達は大抵外面が良く、人の弱点を的確に傷つけ揺さぶり、支配していくのが得意です。故に本人は気づかないままコントロールされていく。気づいた時にはもう心身共にボロボロ。 支

          自分が憎む人の為に祈る余地