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(うとQ世話し Mislead)

2022/6/20
(うとQ世話し Mislead)
Mislead(ミスリード)というのは結構怖いものです。
ただ単に「mislead」と書くだけではその実感が湧いてきません。
「何?野球?盗塁の話?キャッチャーのピッチャーに対するサインミスの話?」
その位のイメージで軽い感じがしてしまいます。
では是を「leader(リーダー)の指示ミス」に置き換えるとどうでしょう?
少しは怖くなるでしょうか?
しかし是も
「leaderだって人の子。間違える事だってあるよな」
或いは
「そんなのしょっちゅうでもう慣れっこだよ、うちでは」
と交わされてしまうかもしれません。
ですがこのリーダーが戦場での指揮官だったとするとどうでしょう?
上官の判断ミスが部下である自分の死に繋がるケースもありそうなのでもう少し怖く感じられるかもしれません。
しかし是も
「自分が戦場に赴く事は、まずないから」
と再び交わされてしまいそうです。
では是はどうでしょう?
「misleadとは誤った方向に導く事である」
(自分から見た場合は「誤った方向に導かれる事」です)
是なら平時にも当て嵌りますから、実感の深さの度合いは兎も角、より多くの方々に実感してもらえるかもしれません。
そして最後に是はどうでしょう?
「(その時代の)常識こそが最大のmislead役だった」
としたら?
是って「犯罪捜査映画の語り手(案内役)そのものが実は犯人だった」みたいな事です。
つまり観客の目から見て可視化された登場人物と舞台以外に真犯人がいたような場合です。
何の断りもなく「常識的作法」以外の「作法」がなされていた様な場合です。
「えっ、そんなのあり?それじゃ真犯人なんて見つかる訳ないじゃない。鼻から自分は見つからない様に語っていたんだから」
この譬えのような「常識そのものがもたらすMislead」ってかなり怖いものだ
と感じております。
最後の最後まで「疑惑候補リスト」に載らないもの。
今までの全てがその土台の上に成り立っていた「そもそもの出発点」
それが「常識」
ところがその常識こそが実は「misleadがもたらす逆回転」の真犯人だったとしたら?
 


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