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セミナー開催のご案内 2018年10月23日(火)19時~21時

「禅の知恵と古典に学ぶ人間学勉強会」
2018年10月23日(火)19時~21時

【詳細内容】
あふれる情報の中で何が本当に大切なことか、本質を見抜く直観力が、今まで以上に必要な時代になっています。不確定性を秘めた変化の激しい外部環境の中で、感性を磨いていくためには、まず内部環境である「心の平安」を取り戻し、感性を磨く工夫が重要です。この講座では、2500年の歴史をもつ禅的瞑想法を誰でもできる「イス禅」としてお伝えします。
1日10分の禅的瞑想法を取り入れることで、社会人としての器を広げる、本質を見抜く直観力、判断力、集中力のアップを図ります。
(1)潜在意識を活性化すると、あなたが変わる!
・「瞑想」が心に効く理由(心を豊かにする)

(2)1分間3回の呼吸で心身を調える「あうん呼吸法」(1分禅)

(3)直観力をみがく禅的瞑想法「イス禅」と「立禅(りつぜん)」
・「イス禅」の3ステップ法「調身」「調息」「調心」
・どこでもできる「立禅(りつぜん)」のやり方

(4)元気になる「禅」の話
・誰もが素晴らしい「宝物」を心の中に持っている

【講師氏名】
有徳経営研究所株式会社 代表取締役 公認会計士  笠倉 健司 氏

【講師経歴】
早稲田大学政治経済学部入学、第二文学部に転入学。臨済禅の修行に打ち込み禅歴30年、人間禅道場居士。1987年早稲田卒後、高校国語課講師を務める。1992年、31歳で公認会計士試験に合格。あずさ監査法人で上場企業の監査、株式公開、M&Aなど財務、会計の第一線で活躍する。2008年にアーク監査法人パートナーに就任。2010年、有徳経営研究所㈱を設立。顧問先の経営アドバイザー、日本人の心の歴史の研究の傍ら、セミナー講師としてメガバンク系コンサル企業や各地の商工会議所で活躍。

前回2018年9月28日開催の様子

碧巌録から百丈和尚の話
百丈懐海(ひゃくじょう・えかい。七四九~八一四)禅師は、唐の時代の福建省長楽の生まれ、二〇歳で西山慧照和尚のもとで出家し、南嶽の法朝律師から具足戒を受け、広く仏教を学び、馬祖大師の法を嗣いだ。

そして江西省の大雄山(だいゆうざん。百丈山)に大智寿聖寺(だいちじゅしょうじ。百丈寺)を建立して禅風を鼓吹し、い山霊祐(いさん・れいゆう。い:さんずいに為)禅師、黄檗希運(おうばく・きうん)禅師など多くの弟子を育てた。

禅の教えは自分の心を静め、自己に向き合う事で自己の本質に気づく。
その為に論理的に解けない質問をわざとして自己とは何か?という根本的な問題に目を向ける様にしているとの事。

つまり答えを用意し、答えを求める事ではなく
問い続ける事が重要と。いう内容なのですが面白いのは
参加者からの話で
毎年東大に何百と輩出している○○高校でノーベル賞受賞は1人もいない。

頭が良い、頭の回転が速い人というのは早く答えを求め、出して動いていく。
そんな論理的な所をどんどん突き詰めていく方が多くて
頭の中ですぐに答えが出てしまって、答え通りにいかない場合は
自分よりも先に周りの動きが悪いから、理解していないから
という結論になってしまうのでは・・?

じっくりと物事を考え考えすぐに出ない答えであっても追求し続けていく、そんな探究心が禅を学ぶ土壌にあったのではないか。

であるならば、ただ単に座禅や書物を読むだけではなく
答えの無いものに対して物事を突き詰めて考えていく教育が
今の世に求められているのではないかとの事で新たな視点からのヒントを頂きました。


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